花見サイクリング・ツァー2006年04月01日

沼代・桜の馬場
TTCC(武山タンポポ・サイクリング・クラブ)の花見ツァー。大磯漁港駐車場に8時集合。
9時に出発。金目川を桜を観つつ、北上。
小田急線の秦野駅で一休み。

震生湖は関東大震災で生まれた湖。ヘラブナ釣り多し。湖畔を散策。エナガの巣が落ちていた。周囲は苔とクモの巣、中は鳥の羽。良くこんなに沢山拾ってくるものだ。どうして落ちてきたものか。割合新しい。巣作りは今頃だろうか。

沼代、桜の馬場は、花見の名所。近隣からの花見客で賑わう。コンビニで買ったお弁当で花見の宴。酒はなし。とほほ。

二宮を経て、大磯へ。行程約40km。2時に終了。物足りないが、これくらいが誰も疲れないので良い。

Sジュニアは少々疲れたようだが。おじさんたちは絶好調。

さて、風呂に入ってビールでも飲むか。

サシバ調査2006年04月02日

ニリンソウ
地元(三浦半島)でのサシバ調査のお手伝い。

三鳥連7名の参加。最初の谷戸で1羽をリーダ等が確認。
その後訪れた場所では残念ながら確認できず。

タイワンリスの被害が多く、農家はトラップ(ネズミ取り)で駆除。一件あたり数百匹を捕獲したので、だいぶ少なくなったそうだが、それでもまだそこここに姿を見た。完全に駆除されるのはいつになることか。

まだ他にも移入種のアライグマやハクビシンがいる。ヤマアカガエルの産卵場所には多数のオタマジャクシ。これを求めてくるアライグマ、タヌキ、イタチの足跡。

ネコヤナギの開花。菜の花畑の向こうにはサクラ。谷戸の奥にはニリンソウの群落。三浦にも春がやって来た。


谷戸にはビオトープを作って、生物観察をするグループがある。ヤマアカガエルのオタマジャクシが多数。しかし、前述のアライグマなどの餌になっている。

三浦葉山牛を育てている牧場もある。牛舎の臭いが懐かしいような・・・

ミツバアケビの雌花。雄花も色は良く似ているが、雌花は遙かに大きい。雄花の花粉目当てに来たアブなどを欺いて、受粉させる戦略。アケビになる胚珠がバナナの様に見える。

僅かに残った自然と共存する谷戸。これももう風前の灯火。

フルート・リサイタル2006年04月02日

開演前のステージ
サシバ調査を早退して、家内と3時開演のフルート・リサイタルへ。
ヨコスカ・ベイサイド・スポット(横須賀芸術劇場=オペラ・ハウス併設の小劇場)でのフレッシュ・アーティストfromヨコスカシリーズ24回目。http://www.yokosuka-arts.or.jp/gashodan/fresh.html

中村薫さんという新進フルーティスト。柔らかい、甘い音色。今回は席が最前列で、息づかいまで良く聞こえる。指の動きもアンブシュアまでもよく見える場所はラッキーだった。

開演前しか撮影できないので、演奏者のいないステージ。

ドビュッシーやカルメンからの演奏は美しい音色に聞き惚れた。

マチネーは終わってもまだ4時半というのがうれしい。会場から10mと離れていない養老乃瀧へ、雨が強くなったので駆け込む。

店長が石垣島出身なので、沖縄や石垣の料理がある。グルクンの唐揚げを食べたら骨が喉に引っかかった。店長がご飯一口とお茶をもってきてくれた。ごっくん!とやったら見事に取れた。こんなこと、子供の時以来。店長はもっと良く揚げたらこんなことないですのにすみませんと謝る。がっついて食ったこちらが悪いのに(^_^;)。

サービス期間中で生ビール中ジョッキがなんと¥290!3杯も飲んでしまった。満足。

ベイサイド・ポケットでのマチネーの後は、ここに決まり。

骨のうたう2006年04月04日

朝日新聞の夕刊、「ニッポン 人脈記 桜の国で(7)」に、三重県・松坂城跡にある本居宣長記念館に、地元出身の一兵卒、終戦の年の4月にフィリピンで戦死した、竹内浩三という人の読んだ詩が載っていた。ご存じの方もおられようが、胸に迫るものがあったので、忘れないように書いてみた。


 骨のうたう

戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
遠い他国でひょんと死ぬるや
だまって
だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消ゆるや


本居宣長の桜を読んだ歌、「敷島の大和心を人問わば朝日ににほふ山桜花」は、戦時中、曲解され、多くの若者を死地に向かわせた。今まさに満開の桜を観て、再び観ることのなかった、多くの若者、戦死者を思う。

ひこ鰯2006年04月05日

本日のランチ
ひこ鰯、あるいはヒシコイワシとはカタクチイワシの別名。
本日のランチ。刺身と煮付け。

煮付けは骨ごといただく。刺身を噛めば、生々しい食感に、生き物を、命を戴いているという、ありがた〜い気持ちになる。
イワシに感謝。

鎌倉・源氏山2006年04月09日

支部の定例探鳥会。鎌倉・源氏山。4月からはJR鎌倉西口に8時集合。6時起床でもぎりぎり。来月は5時半か。

サクラはまだ咲き残って、風に花びらを散らしている。穏やかで暖か。駅舎にツバメの巣作り。東京支部から来られたK氏に教えていただいた。作りかけの巣に先に来てさえずるのは♂。尾羽根が♀より長いという。周囲へのアピール、♀を鼓舞する、など理由を考える。K氏は鳥インフルエンザのアンケート調査にいらした。ご苦労様。

鳥は少なく、植物観察。葛切り「みのわ」駐車場の在来種タンポポ。(カントウタンポポ、あるいはトウカイタンポポらしいが、識別点を忘れた)写真はウグイスカグラ。美しい。

昼食をK氏を含む4名で、西口「勝烈庵」で取る。ヒレカツと中ジョッキ。K氏は下戸なのが残念。 (^_^;)

マティスとミュシャ2006年04月14日

マティスとミュシャ
これといって書くことがないので、オフィスに飾っている複製画。
マティス展とミュシャ展でもとめたもの。

マティスは「イカロス」、ミュシャは「Primrose:桜草」。

マティスの切り絵は、出来合いの色紙を切ったのではなく、自ら色を塗った紙だというのを展覧会で知った。それは画家として当然かもしれないが、この青は、確かにマティスの色だ。

ロダンとカリエール2006年04月21日

有給休暇を取って、国立西洋美術館の「ロダンとカリエール展」へ。ロダンはカリエールとの友情を生涯持ち続けたという。咽頭癌で先に逝った親友のデスマスクと組み合わせた手の作品に、しばし目を奪われた。

カリエールの表現にはムンクと共通するものが見えるが、どちらがどう影響したのかなどは素人の私には不明。関係ないかもしれない。

ロダンには官能的な、を通り越したような作品もあるが、美しいものも多い。カミーユ・クローデルとの関係などはほとんど紹介されていないのは、今回のテーマとは関係が薄いからだろうか。

写真は休憩コーナー。空いていたのでゆっくりしたかった。

題名のない音楽会2006年04月21日

テレビカメラはソニー
ロダンとカリエール展の後、銀座に出て伊東屋で修理に出していたボールペンを受け取る。修理不能で、なんと新品になって戻ってきた。フランス・パーカーの焼き漆仕上げ。同じ型番が今でもあるのに驚いた。

山野楽器で家内のフルート用クロスを買い、アップル・ストアを冷やかし、ワシントンでメルトニアンの靴クリームを買おうと思ったら売ってない。ちぇっ。隣のBrooks Brothersも覗いていたらもう5時。急いで渋谷へ。

知人からいただいた引換券で、公開録画に。
三軒茶屋の昭和女子大・人見記念講堂。1500名くらいは入るのか。

前半は若林忠宏という民族音楽家。シタールなどの奏者。青島広志が編曲したものを演奏したが、企画倒れで割愛。

キャサリン・ジェンキンスは大変な美形。5歳くらいの子供に音楽を教えていたことがあり、子供から「先生はきっとどこかの王女に違いない」と言われたとか。生徒も先生も幸せ。

演目は「ハバネラ」「ある晴れた日に」「誰も寝てはならぬ」「Music Of The Night:オペラ座の怪人より」「虹の彼方に」「チネマ・パラディーゾ:ニューシネマ・パラダイスより」「アモーレ・セイ・トゥ:I Will Always Love You」
「誰も・・」「Music Of・・」はテノールの歌だが、あえて。「アモーレ・・」はホイットニー・ヒューストンの持ち歌を、これもあえてイタリア語にしての試み。これは成功しているかも。

メゾ・ソプラノだからかどうかは知らないが、声の質は悪くないのだが、ベルカントというほどのメリハリがないのが残念。って、素人の私がいうことではないかもしれないが。テバルディーと較べるのは酷か。まだ26歳。

本人も30歳を過ぎたら、さらに円熟するだろうから、カルメンを歌いたい、という希望。その時が楽しみ。

写真のテレビカメラはソニーのハイビジョン、レンズはフジノン。

フクロウ2006年04月22日

フクロウの体羽と卵の殻
ついでがあったので、巣箱の点検をした。
残念ながら営巣放棄。理由は不明。昼間に良く巣箱を空ける個体だったので、留守にアライグマが入って・・という理由は考えられるが。

卵の殻、一個分の断片と、体羽。

公園では数日前に、アライグマ一頭を捕獲したとのこと。

来年に期待したい。