支部探鳥会2006年10月01日

デジスコ
野鳥の会神奈川支部の武山探鳥会が行われた。約30名が参加。自分は6時半から山頂にいたが、一行が到着したのは、10羽のサシバが渡った後だった。

探鳥会が始まる前、前日から近所の旅館に泊まり込んで、今朝やってきたという船橋の中学二年生。いわゆる「デジスコ」持参。望遠鏡にデジカメをセット。私は自分で、取り付けるための治具を作ったが、いまは市販品がある。彼も市販品のアダプタを装着したデジスコで撮影。
数千ミリ相当の超望遠撮影が手軽に行えるようになったため、中学生でも素晴らしい写真が撮れる。

中学生は、トビが目の高さで近くを飛んだとか、ノスリとトビが絡み合ったりするのを非常な感動を持って見ていた。彼のいつものフィールドは谷津干潟や三番瀬だそうで、我々には見慣れた光景でも、彼には新鮮だったようだ。

写真はアダプタ付きスコープとカメラ。

鳥を見始めたころの感動を、いつまでも忘れないようにしたいものだと、初々しい中学生を見て思った。

伊良湖岬で鷹見2006年10月10日

伊良湖ビューホテルの駐車場
バス・ツァーで伊良湖岬のビュー・ホテルに一泊した。8日の早朝、横浜を発って、ホテル到着は午後2時半過ぎ。ホテルの三階が駐車場で玄関。まだ見ている人がいたので、今日の様子を聞くと、強風で立っていられないくらいとのこと。確かにすごい北北西の風。その方向を向いて座ると、花壇のポットがいくらか風よけになる。西側に小高い山があり、その向こうが恋路ヶ浜。明日の早朝からの観察に期待して、夕方は家内と海岸まで降りて散策。

9日は日の出前に起きて、一風呂浴びてから屋上へ。夜明け直後の6時から観察。ばらばらとサシバが飛ぶが、よく目立つのはハチクマ。こんなにハチクマが目の前を飛んで行くのは初めて。様々なタイプを間近で観察することができた。

写真を撮る人たちがほとんどだったが、東京支部の高尾山担当のNさん、多摩川担当のFさんが隣にいたので、色々お話をうかがったり、「今のはツミですよね?」などと確認し合ったりした。写真目的の女性グループはツミの識別は苦手のようで「ハイタカだ」などと云っていたので、どうしてツミなのかを説明したりしたり、武山での成果を披露でき、ちょっと誇らしかった。仲間の皆様のおかげだ。

サシバの中に、2度目となる暗色型を発見。嬉しかった。カウントなどは全くせず、ただやってくるタカを識別、じっくり観察することに費やした。ただひたすら見るのも実に楽しい。それに非常に近くで、頭上を飛んだりするので、サシバは幼鳥、成鳥が肉眼で良く分かるくらいの近さのこともあった。今回は気象条件が非常に良くて、この場所から動かないで良かった。

写真グループの女性は山形さんのお知り合いとかで、恋路ヶ浜での総数を電話で聞いてもらった。さっきまで山形さんはこのホテルにいらしたそうで、ここでご覧になっていたようだった。概ね、1000羽ほど飛んだとのことだが、視界が非常に良く、知多半島がはっきりと見える。こんなことはほとんど無いそうで、こうなるとサシバは海上を越えて知多半島へ直接向かうそうで、恋路ヶ浜を通る個体が少なかったそうだ。

ということで、ホテルの駐車場で見ているのが一番良かったらしい。今回は大正解だった。昼で切り上げて露天風呂に入ってから軽くビール。昼食後はのんびりして、帰りのバスを待った。14時30分発。しかし、東名が大渋滞で、横浜発の京急は、三浦海岸行きの最終。寝たのは2時過ぎ。今日は寝不足・・・

写真は観察場所はホテルの駐車場

クラブ・ラン2006年10月15日

飯田牧場のバニラアイスクリーム
サイクリング・クラブのラン。武山・たんぽぽ・サイクリング・クラブ。略してTTCC。

逗子の南郷上の山公園に集合。8時30分、出発。予定を変更して、江ノ島を過ぎて、境川を北上する。新幹線にぶつかり、右折して二俣川へ。帷子川を南下して横浜、みなとみらいへ。そこで昼食。栄町の卸売り市場内にある市場食堂。http://www.ne.jp/asahi/jog-turingu/yasuaki/newpage2.htm
牛ピーマン炒め定食にした。ご飯は食べきれないといけないので、「小」を頼んだら、感じの良いおねえちゃんが「小はお代わり一回できますので」と教えてくれた。

で、来たら驚いた。3人〜4人前はあろうかという、大盛りのおかず。さすがに小ライスでは足りず、お代わりをした。食べきった。苦しくて、外でしばらくトロ箱を運ぶ台車の上で寝ていた。

ここの量は半端じゃない。掻き揚げ丼なるものは、平たくて大きい、いわゆるラーメン丼に、その直径よりも大きなかき揚げが乗って出てきたのをみて、たじろいだ。すべてその調子で、以前よりも大きくなっているとのこと。ここの店主はなんでも大きくして客の驚く顔が見たいのではないかと思う。

横浜からは本牧、磯子、追浜、逗子と帰途に就いた。4時前に到着。全行程95km。軟弱が売り物のクラブにしては走った方だ。左の膝が痛んだ。歳だなぁ。

写真は途中、休憩した飯田牧場のバニラアイスクリーム。

山法師2006年10月25日

ヤマボウシ
庭師に呼ばれて、会社の植栽を見ていたら、赤い実が成っている樹があった。果実の独特の形からすぐにヤマボウシだとわかる。一つ食べてみたが、甘くて美味しかった。

山法師と書くが、山帽子とも書く(広辞苑)らしい。
初めて名前を聞いたときは、山帽子だと思った。白いつば広の、婦人が被る夏の帽子。そうそう、「紅の豚」でマダム・ジーナが被っていたような・・・

ところが、山法師となると、まるで正反対。「頭状花序を僧兵の頭に見立て、また白い総包片を頭巾に見立てたもの:大日本百科全書」となり、荒々しい延暦寺の僧兵となってしまう。

甘い果実からは、山帽子に一票。