シュトゥットガルト室内管弦楽団コンサート2012年11月02日

みなとみらいホール
みなとみらい大ホールで,室内楽!のコンサート。

バッハのフーガの技法,2つのヴァイオリンのための協奏曲,アイネ・クライネ,G線上のアリア,チャイコの弦楽セレナーデ,アンコールはモーツァルトのディヴェルティメントK136第3楽章,さらにハイドンのセレナーデ:弦楽四重奏第17番第2楽章,おなじみの曲で和んだ。

横須賀芸術劇場より小さいと思うけど,パイプオルガンはあるし,舞台の裏にも客席があるし,バルコニーが張り出していて,見やすくなっている。適度な残響も心地よい。

なにより,インターミッションにお酒が飲めるのもいい。

シュトゥットガルト室内管弦楽団のレコードを持っていた。
ヴィヴァルディの四季だった。指揮はカルル・ミュンヒンガー,独奏はウェルナー・クロツィンガー。1960年のロンドン盤。非常にかっちりとした演奏だと記憶している。もうずいぶん聴いていない。また,LPを聴けるようにしたいなぁ。カートリッジを新しくしないと・・嗚呼,¥が・・(^_^;)

コンサートの後,クインズ・スクエアで食事2012年11月02日

牡蠣入り焼きそば
お好み焼き。ぼてじゅうというのは大阪?前にもどこかで食べたことがあった。
味は濃いのだけど,ビールには良く合う。

まず,家内の好きな明石焼。専門店とは違うけど,結構美味い。
次はイカのお好み焼きと,がっついていて,写真を撮り損なった牡蠣の焼きそば。牡蠣が五つ入っていて,ぷりぷりしてとても美味しかった。¥980は安いかも。美味かった。月島の焼きそばとはまた違う美味さ。

デザートは予定がなかったが,メニューに神戸のわらび餅があったので注文。いつも,鎌倉の「こ寿々」なので較べてみた。多少,歯ごたえがあって,これはこれでよし。黒蜜は軽め。

ヴィヴァルディの四季2012年11月03日

四季
昨日,シュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏を聴いたが,LPを持っていたので久しぶりに出してみた。LPを演奏できる状態になっていないので見るだけ。(悔)

ヴィヴァルディの四季。指揮はカルル・ミュンヒンガー,独奏はウェルナー・クロツィンガー。
1960年のロンドン盤。非常にかっちりとした演奏だと記憶している。
52年前。13歳だった。そんな歳にこのレコードを買ったのだろうか?

そういえば,中学生の時,兄の影響でオーディオマニアになった私は,同級生の女子を家の二階の,自分の部屋へ呼んで,二人でレコードを聴いたことを思い出した。ということは,このレコードももしかしたらその頃に買ったのかもしれない。レコードは銀座・山野で買っていた。
その彼女,Y.K.ちゃんは一度だけ同期会で会った。相変わらず奇麗だったが,それっきり同期会には出てこない。

LPはもうずいぶん聴いていない。また,LPを聴けるようにしたいなぁ。カートリッジを新しくしないと・・嗚呼,¥が・・(^_^;)

手打ちパスタ2012年11月03日

フェットチーネ
フェットチーネを打った。
でも,幅が狭いので,タリアテッレなのかもしれない。わからん。
カナダ産のデュラム・セモリナに卵だけ。

300gなので,三人前+@くらいか。卵は70g程度のものを3個。パン捏ね機で練った。
4等分して,半分は冷凍した。あす,先日仕入れたグアンチャーレでカルボナーラを作る予定。

今日のメモ2012年11月03日

BSフジ181 19:00-20:55 「イタリア・ワイン紀行:トスカーナ」

Ribollita 野菜,豆,パンのスープ
日本びいきの醸造家,HAIKUというワイン,「朧夜を 葡萄の色に 酔いにけり」

モンテ・プルチャーノ フィレンツェとシエナの争いのため,城壁で囲まれている。今でもそっくり残っていたのはびっくり。

本来,サン・ジョベーゼなのだか,近代の好みに合わせてボルドー品種(メルローなど)を10%くらい混ぜる。近代の醸造法は,酸素を多くして果実実を増す。伝統的な醸造法では無酸素状態。酸化させないと酸味,渋みが勝ってしまう。(フランスのワインにも云えることだなぁ。)

良いワインは10年以上の老木の葡萄から。
そうだったのか。老木を大切にする意味がわかった。

手打ちパスタのカルボナーラ2012年11月04日

カルボナーラ
先日買っておいたグアンチャーレ(豚のほほ肉の塩漬け)と手打ちパスタでカルボナーラを作りました。本来,ベーコンでもパンチェッタでもなく,グアンチャーレで作るのだそうです。

フェットチーネ150g(我が家ではこれで二人前),グアンチャーレ40g(実際はこの倍使うらしい)卵2個(全卵),おろしたパルミジャーノ・レッジャーノ(好きなだけ)

拍子木に切ったグアンチャーレを,少量のオリーブ油で炒める。パンチェッタやベーコンと違って,脂が透き通ってきれい。お玉一杯の茹で汁を加えて乳化させる。粗挽きの黒こしょうを投入。2分で茹で上げたパスタを投入,さらに茹で汁1杯,よく混ぜたら火から外して溶き卵にチーズを混ぜたものを加えて混ぜる。半熟状態にするのがコツ。さらに,別分量のおろしチーズをどっと加えて混ぜる。さらに黒こしょうを挽いて掛ける。出来上がり。

グアンチャーレ2012年11月04日

グアンチャーレ
ベーコンの様で,ベーコンではない。豚ほほ肉の塩漬け。いわゆる「豚トロ」と云われる部分の薫製していないベーコン,という感じだろうか。

これで作るのが,本当のカルボナーラだというのでやってみたが,自家製のパンチェッタで充分美味いし,自家製のベーコンでだって,当然美味い。

なるほど,グアンチャーレとはこういうものだったのか。炭焼き職人が山に籠って作業する時,これと,乾麺,卵,胡椒さえ持って行けば,飯が喰える。脂が多いので,オリーブ油もいらない? それは分からないけど。

一度やってみてよく分かったので,我が家ではもう,自家製のパンチェッタでいくことにした。納得。

モーツァルトのレクィエム:メモ2012年11月04日

今夜のNHKEテレ 21:00-22:00 ららら♪クラシック「モーツァルト 再起をかけたレクイエム」を観ました。

ある伯爵が所持していた,バッハ・ヘンデルの楽譜コレクションに触れ,「プラハ」の第三楽章に用いた。知らなかった。横須賀で市民大学講座のモーツァルトを受講したが,そんな話しはなかった。

オスマントルコとの戦争で経済が疲弊したため,不遇に陥ったモーツァルトは,再び教会音楽への活路を見出す。教会音楽の「正統な」後継者をアピールしたかったということだった。そして,モーツァルトは「自分の音楽」を失った。

なんだか,物悲しい。若い頃,友人から(確かMさん)LPを借りて「レクイエム」を聴いたのですが,彼もそうだったように「涙」したことを思い出します。まさに「涙のとき:ラクリモーサ」ということか・・

#キリストよ,憐れみ給へ,主よ,憐れみ給へ・・アーメン。

読み終えた本「百年前の日本語」2012年11月06日

百年前の日本語
百年前の日本語――書きことばが揺れた時代 (岩波新書) [新書]
今野 真二 (著)
内容紹介
漱石が自筆原稿で用いた字体や言葉の中には、すでに日本語から「消えて」しまったものがある?──百年前の書きことばが備えていた、現代では思いもつかない豊かな選択肢。その後活字印刷がひろまり、「読み手」が急速に増大したことで、日本語はどのように変わったのだろうか。豊富な具体例を通じて描く、画期的な日本語論。(Amazon.co.jp)

ということだが,明治期,印刷が普通になってくると,それまでの手書きされていた字体が活字にはないことがあり,出版の段階で,その書き手のクセのようなものは,活字の制限の為に「消されて」しまう。最近,漱石の「手書き原稿に依る」作品が出版され,オリジナルを読むことができるようになったので,それを確かめることもできるようだ。
旧字体のはなし,ルビのはなし,漢語を「翻訳」していく過程,外国語の使用,など。
漱石全集などを読んだ時の「違和感」は,日本語が「揺れていた」時代故のことなのかと。
和語を,いかに漢語に置き換えていくかという過程も面白い。勅撰和歌集(905年-1439年)はほぼ和語だけで書かれているという。和語の美しさについても,もっと知りたいと思った。

「舞姫」2012年11月06日

鴎外は留学先で,よほどもてたようだ。事実,エリスが鴎外を追って来日したことは,家族の間で大問題になり,実妹がエリス(エリーゼ)に会い,説得して帰国させた。この事実は箝口令が敷かれたようで,封印されたが,噂は残ったままだった。多くの研究者がエリス探しに奔走し,それらしき人物が,当時の新聞記事や乗船者名簿などで見つかる度に新聞に載ったのを興味深く読んで来た。記事もスクラップしてある。
この記事にある「教会の洗礼者名簿」にはそれまで,誰も気付かなかったようで,快挙と言えよう。

#「舞姫」は切ない物語だ。鴎外はハッピーエンドが嫌いなのかと思うくらいだ。「うたかたの記」は更に切ない。しかし,何回も読み返してしまう魅力がある。
#鴎外は留学先で「君のドイツ語は素晴らしい」と褒められたと言う。リンガフォンもスピードラーニングも無い時代にだ。

■鴎外「舞姫」モデルの晩年明らかに=ベルリン在住のライターが調査
(時事通信社 - 11月06日 06:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2212778