ウェンガーのアーミー・ナイフ2013年06月13日

ウェンガーのアーミー・ナイフ
先日四十九日が済んだ義母の遺品を家内が整理をしていたら,先に亡くなった義父に上げたアーミーナイフが出てきた。もっと多種類のチャンピオンというのを買ったので,義父にそれまで使っていたこれを上げたのでした。
義父は鉄道技師で,技術には明るかったので,私がたまたまポケットに入れていたこの小型アーミーナイフを見て,いたく感心したのでした。良く見掛けるヴィクトリノックスではなく,ウェンガーのものです。

戻ってきたナイフは,茶色いシミが沢山付いていて,開くことも出来なくなっていました。洗ってオイルを注し,掃除をしながら考えてみました。そうか,義父は長く入院していて,そこで亡くなったのでした。このナイフに付いている缶切りが非常によく切れるのを感心していました。病室に持って行って,缶詰を開けたのかもしれないなぁと,ふと思いを巡らせてしまいました。義母の亡くなった今,もう知る由もありませんが。

#また,私が使うことになりました。これを使う時に,仕事一途で,やっと休めるかなと云うときに癌で逝った義父を思い出すことにします。

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