ゴッドファーザー2017年03月05日

録画していた「ゴッドファーザーパート3」をやっと観ました。
これでやっと全部観た。
最後の舞台は,シチリア・パレルモのマッシモ劇場ということだったので,あぁ,あの階段は登ったなぁという懐かしい気持ちになりました。

顧問弁護士は,Wikipediaによるとギャラが合わなかったということで,ロバート・デュバルがオファーを断ったので死んだことにされ,ジョージ・ハミルトンになっていた。刑事コロンボでの精神科医が印象的な俳優でした。
娘役のメアリーは,コッポラの娘のソフィアが演じていたが,最悪の賞(同年度のゴールデンラズベリー賞の最低助演女優賞・最低新人賞)を受賞してしまったが,それほど下手だとは思えない。のちに監督として「ロスト・イン・トランスレーション」を撮っている。

別れた妻役のダイアン・キートンはさすがに上手いし,記者役のブリジット・フォンダもちょい役でもったいなかったが,やはり上手い。イーライ・ウォラックは懐かしい名優で,最初に観たのは荒野の七人だった。
マッシモ劇場でのハラハラさせる暗殺シーンに,息子が歌手としてデビューする「カヴァレリア・ルスティカーナ」が上演されていて,有名な間奏曲はどこで出てくるのかと思ったら,最後の最後に,マイケルと娘が射殺されてしまうシーンに使われていた。なるほどと思った。

公演的には失敗だったようで,コッポラは「私自身を満足させたがために、観客の期待を裏切る結果になった」と弁解している。(Wikipedia)

映画の背景には,ヴァチカンでの教皇を巻き込んだマネー・スキャンダルがあるそうで,実際に起きた事件を忠実に再現しているという。ほとんど実名で登場するので,コッポラの,法王庁の醜聞に対する怒りが現れているように思える。

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