iTunes2016年11月14日

iTunes
iTunesのぶち壊れたアルバムの再編と,アートワークをなんとか探し出して加えた。

7000曲以上もあるので,iTunesに入れたけど,一生聞かなかった曲がある,というのは寂しいので,iMacの前に座ったら,順番に再生することにした。

中村紘子さんが亡くなった。2016年07月29日

赤頭巾ちゃん気をつけて
中村紘子が亡くなりましたね。
最後に生演奏を聴いたのは,三崎港に出来た「うらり」という直産品の販売所2階に出来たホールの柿落としでの演奏会でした。
2001年7月24日のことでした。その時の感想がメールに残っていましたので,紘子さんを偲んで転載します。
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 昨夜は三浦半島の先端にある三崎漁港(マグロで有名)に新しくできた多目的ホールの落成式があり、こけら落としのコンサート(リサイタルの間違い)に行って来ました。小さなホールですが、舞台には立派なスタインウェイのコンサート・グランドがでんと据えてありました。ボランティアの人に聞いたら1500万したそうで、たいしたものです。
 中村紘子の演奏でしたが、彼女はスタインウェイでないと弾かないそうで、貧乏な三浦市として大した出費ではなかったでしょうか。新聞にも出ましたが、三浦市は神奈川県内最下位の貧乏市で、市長が代わったとたん、それまでひとことも言っていなかった横須賀市との合併話を持ち出し、周囲を驚かせました。もっとも、横須賀市は三浦市と合併してもなんのメリットもないので、けんもほろろだそうですが。なにせ横須賀市は三浦市の10倍の予算規模だそうで、横須賀劇場はりっぱなオペラハウスです。それに較べたら、三浦のそれはあまりにも貧弱。でも作るだけ偉い!
 コンサートは大変良かったです。残念なのは演奏途中で休憩終了のブザーがなり、ショパンのワルツが弾き直しになりました。予定通りに休憩しない紘子さんが悪いのかも。
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演奏はもちろんいつものようにエネルギッシュで素晴らしいものでした。
ご冥福をお祈りします。

追記
喪主は庄司薫という記事を読んで,そういえば,銀座・並木座で「赤頭巾ちゃん気をつけて」を観た。一度きりなので,あまり覚えていないが,この時代には話題になった。
新聞のコラムに,この小説を読んだ中村が庄司に電話したのがきっかけで結婚したとか。
*並木座では映画のポスターを非常に安く売ってくれていたので,このポスターは今でも大切に持っている。

テバルディとカラス2015年06月11日

録画していた「BS世界のドキュメンタリー」で,「マリア・カラス vs. レナータ・テバルディ」を観ていました。
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=150610
テバルディの動画を観たことがなかったので,感動しました。YouTubeにはあるのでしょうが,観たことがありませんでした。
テバルディとカラスはライバルであるとは知っていましたが,これほどだったとは知りませんでした。
晩年,オナシスに捨てられたカラスが,テバルディに電話して,長い間話してしたなどということは知りませんでした。
カラスは好きで,映画「永遠のマリア・カラス」はDVDを何度も見返しています。
テバルディは,たまたまCDにあったスカルラッティの「すみれ」を聴いて感激して,2枚組のCDをすぐに買ったことがありました。
調べてみて,二人は当時,人気を二分した,ということがわかって,スミレについて書いた時,調べたことを引用したことがありました。http://www.asahi-net.or.jp/…/kamakura/botanical-essay1.html…
これを書いた時(2002年2月)はテバルディはサンマリノで存命でしたが,2004年に亡くなりました。
この番組で,当時は,互いのファンがオペラ座で対立していたことなどわかり,非常に興味深かったです。
*ミラノのスカラ座を訪れた時,このことを知っていたら,もっと感動したのになぁと,少し悔やみます。

ヴァイオリン・リサイタル2014年10月11日

土岐祐奈リサイタル
タカの渡り観察を休んで,午前中は孫の運動会。

午後は,フレッシュー・アーティスト from ヨコスカのヴァイオリン・リサイタルで,横須賀劇場の小劇場へ。
土岐祐奈さんという,桐朋学園の2年生の,まだ初々しいお嬢さん。

プロフィールは,
「千葉県出身。2010年第6回ノヴォシビルスク国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位及び新曲賞受賞。第20回ニューヨークSMFコンチェルトコンペティションジュニア部門第1位。2012年第12回リピンスキ・ヴィエニャフスキ青少年国際ヴァイオリンコンクールシニア部門第1位。東京都知事賞受賞。13年第82回日本音楽コンクール第3位。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2014第3位。これまでに大植英次指揮大阪フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演の他、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。
13年クールシュベール国際音楽アカデミーinかさま、14年かさま国際音楽アカデミーにて、かさま音楽賞受賞。ザハール・ブロン、ヤール・クレス、エドワルド・シュミーダー、アーロン・ロザンド、イダ・ヘンデル等各氏のレッスンを受講。これまでにアンナ・スタルノフスカヤ、鈴木亜久里、室内楽を藤井一興、銅銀久弥、原田幸一郎、藤原浜雄、佐々木亮、磯村和英、山崎伸子、堤 剛の各氏等に師事。桐朋学園室内楽演奏会、プロジェクトQ第11章等に出演。現在、桐朋学園大学音楽学部2年在学中(特待生)、辰巳明子氏に師事。使用楽器は、財団法人ITOHより貸与されたストラディヴァリウス「ハンマー」。」
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演目は
■曲目
モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ 第29番 K.305
ストラヴィンスキー ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント(ドゥシュキン編)
プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ 第1番 op.80
フバイ カルメン幻想曲
アンコールは,クライスラーの愛の喜びと,ラフマニノフのコレッリの主題による変奏曲。

奇をてらわない,素直で繊細な演奏。アンコールのコレッリの響きが素晴らしくて思わず涙ぐんでしまった。

初めて出て見た閉演後の懇親会で,土岐嬢に質問してみた。
「お好きな作曲家は?」には「シューマンとブラームス,モーツァルトも好きです」
もう一つ,「ストラディヴァリは,良く聴く様な荒々しい音色がしないで,ずいぶんおとなしい音色でしたが・・」には,「楽器の個性なのでしょう,ずいぶん甘い響きがします」と。
最後に「今までお使いの楽器との違いは?」には「違いはあります。この楽器は音が遠くへ響いている感じがします・・」というものでした。

今回が初リサイタル。今月25日には,オペラシティーでデビューだそうです。今後が楽しみ。

※調べてみると,ハンメルは3億9000万円で落札されたとありましたが・・・

賢者の石2014年08月26日

松やに
3歳半の孫娘,昨晩遊びに来た時に,娘が「ヴァイオリンに興味があるみたいよ」とそそのかすので,私が子供の頃に使っていた1/4のヴァイオリンを持たせてみた。
顎当てで支えると,指が指板に届かない。(^_^;) まだ身体が小さすぎ。

その後,「ハリーポッター:賢者の石」のDVDを初めて見せたのだけど,最初の方はあまり興味を示さないで遊んでいた。ハリーが賢者の石を手にして,危機が迫る辺りはしっかり観ていた。

見終わってから,ヴァイオリンの松やにの固まりをみせてやり,「賢者の石みたいだね」というと,松やにを手に取って「ここに映るね」とかけらの割れた面を触ったりしていた。

※ヴァイオリンは鈴木ヴァイオリン工房のもので,1954年製。「1720年製のストラディヴァリウスのコピー」と書いた紙が,ホールから見える。松やにも60年を経て,最初の淡い琥珀色から,すっかり濃い色に変わり,匂いもしなくなっている。枯れたなぁ・・

豊島たづみ2014年06月18日

淑女のたしなみ
大好きな女性歌手,豊島たづみのCDが,もしかしたら出ていないかとAmazonを検索したら,あった!
Wikipediaを調べたら「2007年25年振りに神奈川県逗子市のホールにてコンサートを開催。」な~んだ。もうCDは出ないかと思っていた。よかった。さっそく,アルバムを注文。
淑女のたしなみ
1 ベル・エポック
2 もう海へなんか行かない
3 淑女のたしなみ
4 パジャマ・ゲーム
5 リバーサイド
6 サマー・ナイト・ラプソディー
7 リバティー・ミー
8 ダンスはお熱く
9 ドリーミン
10 九月の風
※FMのライブ放送を録音して以来のファンなのだ。なんと鎌倉在住・・

ギターの動画から・・2014年03月05日

友人が紹介してくれた動画。セゴビアが弾く「モーツァルトの主題による変奏曲」
http://hamanoshigeki.net/douga/?p=17

素晴らしい演奏にしばし我を忘れる・・

この「主題」はモーツァルトの「魔笛」からで,「奴隷の合唱」といわれる非常に短い曲。グロッケンシュピール(良くチェレスタで代用される)のパートが用いられていて,この動画の1:48くらいから始まります。
http://www.youtube.com/watch?v=KrwcAqUEBJI

※色々なものが動画で見られるようになり,本当に良い時代になったと思います。

どこかで聞いたことがある曲2013年10月22日

以前に聞いたことがあるのだけど,CMやTVの番組のバックに流れる「あの曲」がなんだかわからなくて,いらいらしたことありませんか?

私は最近,この曲の題名が分からなくて,昨日から何だったかなぁと,ずっと探していました。

http://www.youtube.com/watch?v=GPh1TUirIRU
何のことはない,「動物の謝肉祭」にあった曲だった。あいにくCDを持っていなかった。「水族館」・・そうそう,前にも調べて聞いたことがあったのに,ど忘れしていた。やっと溜飲が下がった。
ちょっと不気味な感じがするが,何とも云えない不思議な雰囲気が好きだ。早速\200でダウンロード。

話は変わるが,胸がきゅんとなるような,この曲も実は大好きで,

亜麻色の髪の乙女
http://www.worldfolksong.com/classical/debussy/girl-flaxen-hair.html

これはCDを持っていた。一つはミケランジェリの弾いたピアノ,もう一つはリリー・ラスキーヌのハープ。何度聞いても,胸がきゅんとなる。

※iPod Shuffleの「My Favorite」に入れている曲の一つ。「水族館」も早速追加。

『Balladな男たち』2013年08月25日

『Balladな男たち』
また,招待券を頂戴したので,神奈川県民ホールでの,

東儀秀樹×古澤巌 guest.coba 全国ツアー2013『Balladな男たち』

を家内と鑑賞。

・出演 東儀秀樹(雅楽師)、古澤巌(ヴァイオリニスト)、coba(アコーディオニスト)
・プログラム 「Time After Time」(シンディ・ローパー)、「ひばり」(ディニーク)、「リベルタンゴ」(ピアソラ)他

ゲストのcobaは知っていましたが,古澤巌は良く知りませんでした。今調べてみて分かりましたが,有名な人なんですね。道理でとてつもないテクニックを駆使するわけでした。3人が同い年というのも驚きました。非常にフレンドリーで,見ていても微笑ましいものがありました。

第二部の冒頭は,東儀と古澤が古代の「狩衣」姿で登場して,会場を沸かせました。演奏後,古澤が貴重で面白いものを着させていただいてたいへん嬉しかったが「演奏し辛い」と云って笑わせていました。東儀は狩衣は貴族の普段着で,この姿で日常的に狩りをしていた,その際はこうやって袖口を絞る,と実際に袖口の紐を絞って見せると,古澤が「あぁ,しわだらけになってしまった・・」笑わせた。

2階席だったのですが,1階席はフィナーレでは総立ちで,たいへんな人気でした。
アンコールは「As Time Goes By」と「Hey Jude」でした。

※開演まで間があったので,県民ホール裏のレストラン「ローマ・ステーション:本当はローマ・スタチオーネだろうなぁ・・」で簡単な食事。マルゲリータ・ビアンコ,ハマグリのクリーム・スパゲティ,ローマ風海鮮スパゲティにカプチーノ。久しぶりにちゃんとしたパスタをいただきました。

三人の楽器は「電気音響」で増幅されていましたが,やはり音質は最悪でした。まぁ,それはそれで,音質を聴くのではなく「音楽」を聴くということで・・
マイクの位置が気になったのですが,アコーディオンは底の部分に,ヴァイオリンは顎当ての下らしく,東儀さんは左の手首内側に肌色のテープで固定しているのを双眼鏡で確認しました。(^_^;)

ベンチャーズ JAPAN TOUR 20132013年08月17日

神奈川県民ホール
友人H夫妻と,4人で神奈川県民ホールでの「ヴェンチャーズ」を聴きに行きました。久しぶりの県民ホール。

知人からいただいた招待券なのですが,¥4500のA席でしたので,3階の左翼席でしたが,悪くなかったです。懐かしい曲多数。ドラムが最後に熱演してくれました。こんなに日本人に愛されて,幸せな「米国老人達」ですねぇ。2010年春の叙勲にて旭日小綬章を受章しています。(Wikipedia)

夕食をH夫妻と,中華街の菜香新館で。
飲茶コースを二つとって,他に北京ダック,海老蒸し餃子,フカヒレ入り蒸し餃子,小籠包,空心菜の炒め物など。ビールに良く合う。仲の良い人達と一緒に食事は楽しい。
日頃のご厚誼に,自家製ベーコンを贈ることにしたら,喜んでくださった。