鬼怒川オートキャンプ場2006年08月05日

鬼怒川沿いのキャンプ場へ、多いときは7家族にもなる大所帯でオートキャンプ。4日〜7日。

トンボが飛び交っている。人なつこくて、指にも止まるくらい。テントに止まったアカトンボは「アキアカネ」。ナツアカネとは胸の模様で区別。他にもっと人なつこい「ノシメトンボ」は、翅の先端が四つとも、アイロンで焦がしたようにクロっぽい。熨斗目小袖に由来。

H氏の作られた「牛タンの味噌漬け」は絶品。味噌と酒粕を混ぜた物に漬けておくらしい。そのままでも良し、炙ってもまた良し。傑作。来年も期待・・・

アキアカネはうるさいほどに良く止まる。ビールが飲みにくい。
バックに写っている扇風機は、教授がバンガローの備品を持ってきてくださったもの。昼間はうだるような暑さ。日蔭にいても耐えられない。扇風機は助かった。後で、炭火を起こすのにも大活躍。あっというまにカンカンに起こった。来年はドライヤーを忘れないようにしよう。

ルーヴル美術館展2006年08月17日

藝大美術館の「ルーヴル美術舘展」へ。
ギリシャ彫刻をローマ時代に模したもの。

待ち時間40分の表示。あっと驚く。聞けば連日このありまさという。蒸し暑い上に雨模様。案の定、並らぼうとしたら降り出した。係員は手慣れたもので、屋根のある場所へ、列を分断して誘導。ほとんどの人は濡れずに済んだ。

入場制限のおかげで、人は多いが比較的ゆっくり鑑賞できる。

ローマ時代のレプリカとはいえ、この美しさ。オリジナルの完成度の高さに驚かされる。
大理石の彫刻もさることながら、ブロンズで鋳造したものを模したものがあり、鋳造技術などは、もうギリシャ時代に確立されたいたというのも、驚き。異国の技術者集団がギリシャにはいたという。

手に乗るような小さなブロンズ彫刻のニケ。天から舞い降りる姿は、風に舞う衣の表現と共に、なんと優雅なことか。

うずくまり、身体をひねる裸婦像の、曲線の豊かさ、優雅さにも目を奪われた。

これらが紀元前に創られたという驚き、完成度の高さ、表現の豊かさ・・あきれるばかり。

プラトンやソクラテスのトルソもあったが、名を知らぬ、ある哲学者のトルソは、その表情から、内面の厳格さ、妥協を許さない学者の一徹さのような迫力が感じられ、たじろいだ。何度も周囲を巡って見なおしてしまった。驚くべき表現力。これが紀元前に・・・

また、人体表現でも、男性の筋力逞しいものから、女性と見まごうような美少年のなまめかしい姿まで、色々あるものだということも学んだ。

池之端に出て、伊豆栄で鰻重とビール。美味しゅうございました。

浅草再訪2006年08月18日

親友Tと浅草で待ち合わせ。墨田川を下り、浜離宮へ行く予定。その前に「神谷バー」で一杯と思ったら、11時半から開店で、まだ1時間もあるので、伝法院のお庭でも拝見できないかとTが交渉したが、断られた。残念。乗船前にまず冷たいビールを一杯。

遊覧船で浜離宮へ。初めてなので楽しい。船内でも缶ビールを一杯。隅田川の橋を下から眺める。外人さんも大勢。

猛暑ながら、川面を渡る風はいくらかは涼しい。浜離宮は小学校以来か。中の島の茶室で冷たい抹茶とお菓子をいただく。庭園内の休憩所でも缶ビールと持参のサンドイッチで軽食。

築地の魚河岸が近いので、場外市場へ。空いていた寿司屋で握りで昼食。当然冷えたビール。今日は暑い!

Tの勧めで聖路加病院のチャペルへ。何年ぶりだろうか。前に来たときは何十年も前のクリスマスの夜。ステンド・グラスの美しさを今回が初めて知った。小さいながらもパイプ・オルガンがあり、練習しているのを少し聞いた。きれいな音色。小さいながらも美しいチャペル。備え付けの聖書は、ずいぶんと見やすくなっていた。その章に何が書いてあるか、見出しがあるのだ。進歩したものだ。

再び地下鉄を乗り継いで浅草へ。蛇骨湯という銭湯で一汗流す。いつもながら用意の良いTのおかげで、タオル、石鹸、シャンプーは不自由しない。ありがたい。狭いながらも露天風呂と水風呂。中の風呂には電気風呂もある。ゆっくりと日が落ちるのを待つ。

着替えてさっぱりとしたところで、神谷バーへ。1.1リットル990円というセール期間中。ラッキー。ハーフ&ハーフも飲んで良い気分。串カツはラードで揚げてあるので、昔ながらのお肉屋さんのカツ、という感じで、美味しかった。

コーヒーで締めて、楽しい一日は終わり。T君、ありがとう。

青磁2006年08月18日

16日には、丸の内の出光美術館へ青磁を観に。

家内が興味があるということで、お付き合い。
今回のテーマは、崑崙で産するという「玉」を、青磁は模しているのではないか、というもの。

今更云われるまでもなく、素人目にもそう思っていたので、さらに納得。

知識がないので、どこがどう違うのか、良くはわからないが、青磁への並々ならぬ思い入れが、どこから来るのか、やはり玉への憧れか、それほどまでに、高貴な、神聖なものなのかと、感ずるものがあった。

日比谷へ出て、COVAでパニーニとスプマンテ。

月島の実家へ挨拶に立ち寄り、帰りにもんじゃとお好み焼きで夕食。

ソフィー・ミルマン2006年08月26日

久しぶりにITMからジャズ・ボーカル購入。
今回はアルバムごと。14曲で¥1500。

新人とのこと。太く、ハスキーな声が素敵。
I Feel Prettyを聴きながら・・ご存じWest Side Storyでマリアが歌う曲。

The Man I Love
Stormy Weather
などスタンダードや、知らない曲ばかりだけど、ラビアン・ローズや黒い瞳なども。

またおかしくなったiPodも、昨晩必死の看病で生き返ったし、当分楽しめる。さて、iPodをアップデートしますか。

マムシのヨーダ2006年08月28日

庭師が、会社の植え込みにマムシらしい蛇がいるので見て欲しいとのこと。
確かにマムシの幼蛇。庭師が怖がって作業ができないので、捕虫網で捕獲。水槽に入れて保護。

あいにく横須賀博物館は休館日、金沢動物園に電話したが、怪我をしているわけでもないし、ということで、こちらで判断することにした。

後ほど、山に入って、人の来ないところへ放してこよう。

溝口健二2006年08月30日

BS2で、溝口健二特集をやっている。
雨月物語、近松物語と連続して鑑賞した。

古い映画は良い。懐かしい俳優。映像に残せた彼らは幸せだ。タイム・カプセルのように、時間を閉じこめている。
京マチ子は妖艶だし、香川京子は清楚で美しい。香川京子は、今でも崩れずに若い頃の面影を残している貴重な存在だ。解説にちょっとだけ本人が登場し、撮影時、溝口監督の「反射しなさい」という言葉が今も耳に残っているとの談話が印象深った。

森雅之は良い味を出している、好きな俳優の一人。フランス映画で云えば、ジェラール・フィリップか。脇役もそうだが、こういう渋い俳優はもうほとんどいなくなった。

今夜も「山椒大夫」を鑑賞。香川京子が愛らしい。この年、私は小学校に入学・・・

炙りサバ2006年08月31日

旬!朝獲れ脂あり!地鯵、下浦しんご脂あり!地鯖刺身丼1,000円

この「しんご」っていうのが分からなかった。
進午サバのことか?(進午は店長の名)

こういうことか、下浦進午「脂あり!」地鯖ということらしい。
これの炙り。暖かいうちが勝負、と店長。
香ばしく、とろける。絶品。