ボストン美術館浮世絵名品展 北斎2014年10月24日

北斎展
上野の森美術館の,ボストン美術館浮世絵名品展 北斎を家内と鑑賞。
平日なので空いているだろうと思ったら大間違い。45分くらいならんだかなぁ・・もぎり嬢に聞いてみると,今日までの招待券があるのだそうです。たはは・・悪い時に来てしまった。

よくぞこれだけ集めたなぁと,ただ感心。保存の良さは秀逸。紫色がちゃんと残っている。寄贈された時の条件が厳しく,閲覧を制限して,予約なしでは見せなかったとのこと。これくらいしないと,この色は残らないだろう。

あまり見たことがない作品が多数。これを収集した人たちのセンスを当時の日本人が持っていたらなぁと,悔やまれる。

最後の方の展示に,北斎の娘,阿栄(おえい)の絵もあった。実物は初めて見た。画号は応為(おうい)。北斎に「お〜い!」と呼ばれていたからという。阿栄については,杉浦日向子の漫画『百日紅』に登場する。杉浦の全集を持っているので,既読。よく書けている。この漫画では,北斎は(漫画では)お栄を「あご」と呼んでいる。顎が出ていたらしい。