丹波コレクション展2016年07月05日

丹波コレクション
県立歴史博物館が改修のため休館中なので,横浜市歴史博物館で浮世絵「丹波コレクション」が展示されていて,家内と鑑賞してきました。
6000点余のコレクションの中から64点が展示されていました。

http://www.rekihaku.city.yokohama.jp/koudou/see/kikakuten/2016/ukiyoetsuushi/

よく知っている絵もあり,解説も詳しくて楽しめました。なによりも空いているのが嬉しい。じっくり見ることができます。が,ガラス越しなので細部は無理。後で図録で確認。
ありがたいのは図録。¥850!(^_^)
丹波恒夫氏は貿易商だったそうで,半世紀前に収集した浮世絵は,初期から明治期まで網羅的なコレクションだが,春画は全くないそうで,氏の人柄がわかる。
日本橋・魚河岸や高輪,新吉原の賑わいや,両国の花火など,当時の群衆の熱気とざわめきが伝わってくるようで魅了される。実際にどんなものだったのか,当時の「江戸」というものを見てみたいという激しい衝動にかられる。

横須賀美術館の「川田祐子展」へ2016年07月15日

雨の横須賀美術館
いつも家庭菜園でできた野菜や果物を頂戴するH夫妻と四人で,横須賀美術館の「川田祐子展」へ。川田さんは,家内とH夫人の,お茶の先生の娘さん。そんな縁で,4年前も個展の鑑賞を同美術館でしたことがありました。非常に緻密な絵で,そばに寄って見ると,スクラッチと細い筆でのハッチングが施されていて,縦横2m以上もあるような(何号だか素人なのでわからない・・)大きな絵はどれほど手間が掛かるか,気が遠くなるような絵でした。
展覧会の案内
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/josetu/sho1602.html
詳細なアップ写真がありました。
http://blog.goo.ne.jp/te-reo/e/049a9844e515964c91e9af5c237a3359
http://blog.goo.ne.jp/te-reo/e/9958a71928dd1e80fb644251e225f4a9
雲をイメージした作品や,植物の茎をミクロトームで削いで顕微鏡で見たようなようなものや,変形菌(粘菌)かと見紛うものや,なんとも不思議な奥行きを感じる作品など,空いていてゆったり鑑賞できました。
昼食を四人で美術館のレストランで。昆虫展も併設していたのですが,そちらは鑑賞せず。そのコラボで提供されたドルチェには,昆虫も模したグミや鉱物を模したゼリーが入ったジェラートで,これはこれで美味しかった。(^_^)
写真:外は雨。
帰りは豪雨。H夫妻の車での送迎だったので,大助かり。

なんちゃって金継ぎ2016年07月20日

なんちゃって金継ぎ
なんちゃって金継ぎ,第二弾。
ほんのちょっと欠けたところなら,なんとかなりそうです。
木工用紙やすりが,釉薬を傷つけないことが分かって,とても楽に仕上げができるようになりました。

次の課題は,エポキシ造形パテをきれいに塗れる,弾力のあるヘラのようなものが欲しい。何が使えるかなぁ・・??

月島名物レバーフライ2016年07月23日

レバーフライ
中学の同級生同士の夫婦が月島に住んでいて,正月に同級生10名ほどでお呼ばれした。
先日,そのお礼にと,地元・津久井のミカンを送るといいながら時期を逸してしまい,代わりに三浦のスイカを送った。とても喜んでくれたのは良いが,そのお礼にと,K子夫人の得意料理で私の大好物である,月島名物「レバーフライ」を20枚も送ってくれた。
レバーフライの店は,月島にはもう一軒しかない。K子夫人は料理上手で,彼女のレバーフライは店のものより美味い。ビールによく合い,何枚でも食べられる。作りたてではないけれど,温めたら非常に美味かった。
*作るのは難しそうで,K子によれば,レバーを凍らせてでないと薄く切れない。揚げたてを,築地・魚河岸で売っている「オリオンソース」にジュッと漬けなければこの味にならないとのこと。本当はこのソースの蒸気でむせつつ,アチアチ,ゴホッ,と言いながら食べるのが本来の醍醐味。(^_^;)

読み終えた本「素数ゼミの謎」2016年07月25日

素数ゼミの謎
読み終えた本「素数ゼミの謎」吉村 仁著 文藝春秋
米国には13年(4種)と17年(3種)毎に大発生するセミが知られている。
このセミが,なぜ「素数」の発生周期を持つかを,数学的に説明した。
吉村以前に,素数年による周期発生の意味として,捕食者との同期を避けるためと言われていたが,吉村は,氷河期がセミの生息範囲を狭め,近親交配を繰り返す結果,周期がわずかに違う交雑種が生まれていくとした。そうすると,ずれた時期に発生した個体は交配する相手がいないため,これが積み重なると,種の滅亡へとつながる。そこで,13と17という素数の発生年が,必要最小の交雑を防ぐ数だったのではというものです。この2数の最小公倍数は素数同士なので221年となる。
しかし,疑問も残る。13年ゼミと17年ゼミが交雑して15年ゼミができるのかということが確認されていない。米国には周期ゼミ以外に100種ものセミが生息しているが,それらは素数の発生周期ではなくても,種を存続させている。
これは私見だが,偶然(というか,当初はそれなりの生態学的な,そして数学的な意味があり),素数の発生年を持ってしまったため,もうそこから這い出ることのできない穴にはまってしまったセミなのではないかと思うのです。
少し考えてみました。
北米以外に周期ゼミがいない理由。これは吉村先生のいう通り,氷河期のためで,発生周期が13年以上と長くなった。日本のセミは毎年発生するが,1933年,東北大学の佐藤隼夫さんが仙台の大学構内で,金網で囲った飼育室を作り,アブラゼミとミンミンゼミを多数放した。そうしたところ,7年目にアブラゼミとミンミンゼミの成虫がそれぞれ見つかった。アロエでツクツクボウシを飼育した例では,翌年に成虫が出てきたそうで,発生の周期は条件によって様々なようだ。
*「月刊たくさんのふしぎ:宮武頼夫著」福音館書店1987年
*日本で周期ゼミが発生しないのは,氷河期がなかったから,素数年の発生がなかったためだろう。

参考:
http://wired.jp/2009/05/25/13年か17年で大発生するセミ:謎を日本の研究者ら/
17年ゼミの発生の様子
https://www.youtube.com/watch?v=rXlIeUmqrpk

月島名物レバーフライ2016年07月29日

月島名物レバーフライ
中学の同級生同士の夫婦が月島に住んでいて,正月に同級生10名ほどでお呼ばれした。

先日,そのお礼にと,地元・津久井のミカンを送るといいながら時期を逸してしまい,代わりに三浦のスイカを送った。とても喜んでくれたのは良いが,そのお礼にと,K子夫人の得意料理で私の大好物である,月島名物「レバーフライ」を20枚も送ってくれた。

レバーフライの店は,月島にはもう一軒しかない。K子夫人は料理上手で,彼女のレバーフライは店のものより美味い。ビールによく合い,何枚でも食べられる。作りたてではないけれど,温めたら非常に美味かった。

*作るのは難しそうで,K子によれば,レバーを凍らせてでないと薄く切れない。揚げたてを,築地・魚河岸で売っている「オリオンソース」にジュッと漬けなければこの味にならないとのこと。本当はこのソースの蒸気でむせつつ,アチアチ,ゴホッ,と言いながら食べるのが本来の醍醐味。(^_^;)

中村紘子さんが亡くなった。2016年07月29日

赤頭巾ちゃん気をつけて
中村紘子が亡くなりましたね。
最後に生演奏を聴いたのは,三崎港に出来た「うらり」という直産品の販売所2階に出来たホールの柿落としでの演奏会でした。
2001年7月24日のことでした。その時の感想がメールに残っていましたので,紘子さんを偲んで転載します。
------
 昨夜は三浦半島の先端にある三崎漁港(マグロで有名)に新しくできた多目的ホールの落成式があり、こけら落としのコンサート(リサイタルの間違い)に行って来ました。小さなホールですが、舞台には立派なスタインウェイのコンサート・グランドがでんと据えてありました。ボランティアの人に聞いたら1500万したそうで、たいしたものです。
 中村紘子の演奏でしたが、彼女はスタインウェイでないと弾かないそうで、貧乏な三浦市として大した出費ではなかったでしょうか。新聞にも出ましたが、三浦市は神奈川県内最下位の貧乏市で、市長が代わったとたん、それまでひとことも言っていなかった横須賀市との合併話を持ち出し、周囲を驚かせました。もっとも、横須賀市は三浦市と合併してもなんのメリットもないので、けんもほろろだそうですが。なにせ横須賀市は三浦市の10倍の予算規模だそうで、横須賀劇場はりっぱなオペラハウスです。それに較べたら、三浦のそれはあまりにも貧弱。でも作るだけ偉い!
 コンサートは大変良かったです。残念なのは演奏途中で休憩終了のブザーがなり、ショパンのワルツが弾き直しになりました。予定通りに休憩しない紘子さんが悪いのかも。
------
演奏はもちろんいつものようにエネルギッシュで素晴らしいものでした。
ご冥福をお祈りします。

追記
喪主は庄司薫という記事を読んで,そういえば,銀座・並木座で「赤頭巾ちゃん気をつけて」を観た。一度きりなので,あまり覚えていないが,この時代には話題になった。
新聞のコラムに,この小説を読んだ中村が庄司に電話したのがきっかけで結婚したとか。
*並木座では映画のポスターを非常に安く売ってくれていたので,このポスターは今でも大切に持っている。

リオデジャネイロ2016年07月30日

NHKの朝のニュースを見ていたら,リオデジャネイロからの現地報告で,記者だろうか「リオデジャネイロ」と何度言っても,きちんと言えずに噛んでいた。
一つなぎで言おうとするから噛むので,リオ・デ・ジャネイロと頭に浮かべて言えば,噛まないんじゃないですかねぇ。
前にも調べたけど忘れていた。1月の河か・・