スピードコントローラ2020年05月31日

スピードコントローラ
トライアックのスピードコントローラを組み立てて悦に入っていたけど、木工用のパワーツールは、交流直巻整流子モーター(略して交流ブラシモータ)というので、トライアックで位相制御するのと、スライドトランスで電圧を変化させて制御するのとで、大きな違いはないはず。どちらもトルクを落としてモーターを回している。
交流ブラシモーターを低速で長時間回すと、冷却ファンの能力も下がってしまうのでモーターが加熱する原因となる。長時間の低速運転はモーターが焼ける。
つまり、どっちでも同じではないか。
違いは色々あるが、トランスの場合は100Vよりも高くできるが、トライアックは出来ない。トライアックはごく低速では交流波形の影響でガタつくが、トランスでは滑らか、トランスは重たいが、トライアックは軽い、とか長短ある。
使っている中型の2馬力ルーターと、プロ仕様のジグソーは、スロースタートと無段階変速機構が付いている。これもトライアックなどでの位相制御なのだ。
あぁ、そういうことだったのかと納得したので、交流ブラシモーターを使う工作台みたいなものには、このスピードコントローラーをビルトインして、バイパススイッチも付けると良いかも、という結論に達した。
間違いがあれば、ご指摘いただけたら幸いです。