なぜ美人ばかりが得をするのか ― 2011年11月06日

読み終えた本。
ナンシー・エトコフ著 草思社
本の紹介文は,
認知科学の最新研究と、進化心理学の知見をもとに、古代の美の定義から、男女の性戦略、育児の秘密、美容整形事情にいたるまで、広範なエピソードをまじえて美の本質に迫り、美しさの謎を解く
というもの。
ただ,この本は日本語の表題が適切とはいえないかもしない。
原題は「Survival of the Prettiest -- The Science of Beauty」というもの。
原題は内容を表しているが,邦題はいただけない。内容も非常に多岐にわたった科学的な考察といえる。
「美は頭脳の判断に逆らうことが許される数少ない体験の一つ」とか,「私たちの頭脳は,生存と繁殖にかかわる問題を解決するように自然淘汰によって進化してきた。生殖能力があり健康な配偶者を美しいと感じること,そして無力な幼児を思わずかわいいと感じることは適応である。」,「美は命を絶やさないための手段の一つであり,美にたいする愛情は人間の生物学に深く根ざしているのだ。」など,納得させられる記述が多い。
美しい人(男女とも)は困っている時には手を貸してもらえる率が高く,犯罪を犯しても同情的に見られ,成績は優秀だと判断されるとか,反面,周囲からの期待も大きく,期待にそえない場合は強い恨みを買う。
女性の場合は美人は会社では容姿が邪魔をして,普通の女性より苦労する,セクシー過ぎて意欲や決断力はないと見られ,管理職に就きにくい,など等。
思い当たる方は?
ナンシー・エトコフ著 草思社
本の紹介文は,
認知科学の最新研究と、進化心理学の知見をもとに、古代の美の定義から、男女の性戦略、育児の秘密、美容整形事情にいたるまで、広範なエピソードをまじえて美の本質に迫り、美しさの謎を解く
というもの。
ただ,この本は日本語の表題が適切とはいえないかもしない。
原題は「Survival of the Prettiest -- The Science of Beauty」というもの。
原題は内容を表しているが,邦題はいただけない。内容も非常に多岐にわたった科学的な考察といえる。
「美は頭脳の判断に逆らうことが許される数少ない体験の一つ」とか,「私たちの頭脳は,生存と繁殖にかかわる問題を解決するように自然淘汰によって進化してきた。生殖能力があり健康な配偶者を美しいと感じること,そして無力な幼児を思わずかわいいと感じることは適応である。」,「美は命を絶やさないための手段の一つであり,美にたいする愛情は人間の生物学に深く根ざしているのだ。」など,納得させられる記述が多い。
美しい人(男女とも)は困っている時には手を貸してもらえる率が高く,犯罪を犯しても同情的に見られ,成績は優秀だと判断されるとか,反面,周囲からの期待も大きく,期待にそえない場合は強い恨みを買う。
女性の場合は美人は会社では容姿が邪魔をして,普通の女性より苦労する,セクシー過ぎて意欲や決断力はないと見られ,管理職に就きにくい,など等。
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