椅子の修理 ― 2016年04月01日
先日,結婚当初に買って以来(ということは,もう40年近く前になる)使っている椅子を修理した。
一度,業者に,座面の張り替えとゆるんだところも組み立て直してもらったのですが,またグラグラになってしまった。
分解してみると,接着剤の使い方が悪くて,ダボが抜けてきてしまったようだ。
業者は張り替えは上手いのですが,組み方は下手だったということか。
また10年は保つだろう。今度,張り替えも自分でやってみよう。
一度,業者に,座面の張り替えとゆるんだところも組み立て直してもらったのですが,またグラグラになってしまった。
分解してみると,接着剤の使い方が悪くて,ダボが抜けてきてしまったようだ。
業者は張り替えは上手いのですが,組み方は下手だったということか。
また10年は保つだろう。今度,張り替えも自分でやってみよう。
娘に木工指導 ― 2016年04月03日
娘の工作を指導。前回作った棚の上に乗る,90cm角のもう一つの棚。
これには高さを変えられる棚板を数枚乗せることができるように,棚板を止める金具を引っ掛けるレール状のものを横の面に埋め込む必要がある。
そこで,ルーターで溝掘り。何度かやっているのだけど,今回は前回のものよりももっと小型のルーターを使用。
一回では15mmの幅が掘れないので,二回に分けて行う。
溝が曲がっているのはお愛嬌。小さいとはいえ馬力があるので,ちょっとしたことで振られる。下手をするとキックバックする。慎重には慎重に行った結果がこれ。まぁ,実用には差し支えない。
最後は娘と孫で,ワトコオイル(亜麻仁油)を塗って今日はおしまい。
これには高さを変えられる棚板を数枚乗せることができるように,棚板を止める金具を引っ掛けるレール状のものを横の面に埋め込む必要がある。
そこで,ルーターで溝掘り。何度かやっているのだけど,今回は前回のものよりももっと小型のルーターを使用。
一回では15mmの幅が掘れないので,二回に分けて行う。
溝が曲がっているのはお愛嬌。小さいとはいえ馬力があるので,ちょっとしたことで振られる。下手をするとキックバックする。慎重には慎重に行った結果がこれ。まぁ,実用には差し支えない。
最後は娘と孫で,ワトコオイル(亜麻仁油)を塗って今日はおしまい。
リモコンの掃除 ― 2016年04月07日
テレビのリモコン,ジョグダイヤル風の「決定ボタン」が付いている部分の動きが悪い。▲を押すと,ストロークがないので,押しても反応しないことがあったりで具合が悪い。
一度分解しようとしたけど,一箇所硬くて開かないところがあり,無理をすると壊してしまいそうなので躊躇していた。
ネットで調べると,同じ形状のリモコンを分解している動画(静止画の連続)があったので,それを参考にしながら分解してみた。その動画は残念ながら最初の分解をどこから始めるかとか,どこで手こずるかが無く,爪の箇所しか示していない。仕方ないので,なんとか自力で分解。
*動画をよく見ると,外観は同じで,少し前の型のようで,自分のリモコンの方が分解は楽になっている。
不具合の部品を外してみると,案の定何かが付いている。べたつくので超音波洗浄機で洗う。
ボタンの隙間も綿棒にアルコールを含ませて二度拭き。
組み立てようとしてら,細い爪が二本折れている。あちゃ!どうもここから,特殊な工具を押し込んでこの爪を左右にこじると,簡単に開く構造になっている。それは事前にはわからないわ。
組み立て直したら快適に動作するので,これはこれでよし。
*メーカーさんは素人が分解することを想定していないので,多少ダメージがあるのは致し方なしでしょう。
一度分解しようとしたけど,一箇所硬くて開かないところがあり,無理をすると壊してしまいそうなので躊躇していた。
ネットで調べると,同じ形状のリモコンを分解している動画(静止画の連続)があったので,それを参考にしながら分解してみた。その動画は残念ながら最初の分解をどこから始めるかとか,どこで手こずるかが無く,爪の箇所しか示していない。仕方ないので,なんとか自力で分解。
*動画をよく見ると,外観は同じで,少し前の型のようで,自分のリモコンの方が分解は楽になっている。
不具合の部品を外してみると,案の定何かが付いている。べたつくので超音波洗浄機で洗う。
ボタンの隙間も綿棒にアルコールを含ませて二度拭き。
組み立てようとしてら,細い爪が二本折れている。あちゃ!どうもここから,特殊な工具を押し込んでこの爪を左右にこじると,簡単に開く構造になっている。それは事前にはわからないわ。
組み立て直したら快適に動作するので,これはこれでよし。
*メーカーさんは素人が分解することを想定していないので,多少ダメージがあるのは致し方なしでしょう。
ストッカー完成 ― 2016年04月07日
娘の家のキッチン・ストッカーとでも呼ぶべきか,二段重ねの棚。
今日は上段の組み立て。娘をOJT。
1 木製の「直角出し治具」も使用しての組み立て。ビスケット・ジョイントはシナランバーにはあまり向いていないので,今回はボンドとネジで。
2 裏板は棚の横幅に合わせるために一部切り取り。ここは多少危険なので私がやりました。
3 上段と下段がずれないようにと,外すことができるように,ダボを左右に埋め込み。ダボも糊付けせず,外せます。
4 なんとか完成。上段の裏板は,下に隙間がありますが,これは寸法が足りなかったのでそのまま。娘曰く,別に構わないとのこと。
4 側面には孫の手形と足型。大きくなった時に,棚を片付けるか掃除する時にでも見れば,それはそれで面白いかと娘の思い入れで。
*高さは180cmほどあるので,かなり大きい。二回に分けて娘の家に運び込み,納品終了。(^_^;)
今日は上段の組み立て。娘をOJT。
1 木製の「直角出し治具」も使用しての組み立て。ビスケット・ジョイントはシナランバーにはあまり向いていないので,今回はボンドとネジで。
2 裏板は棚の横幅に合わせるために一部切り取り。ここは多少危険なので私がやりました。
3 上段と下段がずれないようにと,外すことができるように,ダボを左右に埋め込み。ダボも糊付けせず,外せます。
4 なんとか完成。上段の裏板は,下に隙間がありますが,これは寸法が足りなかったのでそのまま。娘曰く,別に構わないとのこと。
4 側面には孫の手形と足型。大きくなった時に,棚を片付けるか掃除する時にでも見れば,それはそれで面白いかと娘の思い入れで。
*高さは180cmほどあるので,かなり大きい。二回に分けて娘の家に運び込み,納品終了。(^_^;)
ルーコン ― 2016年04月14日
いつも家庭菜園で採れた野菜をいただくH氏宅へ届け物。
家内が携帯で連絡していると,H氏宅の日立のプラズマテレビが見えなくなってしまったので,見て欲しいとのこと。見るだけならと,とりあえず拝見すると,今朝突然,「冷却ファンが止まりました。保護のためまもなく電源を落とします」というようなメッセージが出て切れてしまう。
H氏によれば,買って2年目にも同じことが起きて,保証期間内だったので無償で見てもらったとのこと。修理屋は掃除をしていたというので,それでは二人で開けて見てみましょう,ということで,裏蓋を開けてみた。
小型のファンが三つ見え,回っているが綿ぼこりがこびりついている。筆でホコリを掻き落とし,掃除機で吸った。とりあえずアンテナケーブルをつなぎ,電源を入れてみると,一瞬画面が真っ赤になり,同じメッセージが出て切れてしまった。一度エラーが出ると,何かリセットしないとならないかもしれないと思い,日立のサービスに電話して聞いてみた。テレビの横の電源ボタンを5秒押すと,リセットがかかるという。やってみると確かにリレーの音がするので,リセットされたらしい。しかし,それでも直らないので,30分電源ケーブルをコンセントから外してみる,というのもやったが,やはり同じ症状。おかしいなぁ?ともう一度よく見ると,HDDの横の見辛い位置にもう一つファンがあった。掃除して電源を入れると,今度はメッセージが出ない。やっぱり,モーターの電流で負荷を監視しているのだ。やったー!と思って裏蓋を閉めたら,どうもおかしい。バックの色が黒ではなく真っ赤になっているので,映像がまるでソラリゼーションのようになる。こういう映像が好きならともかく,このままではどうにもならない。
手詰まりなので一旦家に帰って,ネットで検索してみることにした。どうも日立のプラズマテレビでは,内部の配線に問題があるような記述が何件か見つかる。腹ごしらえをしてから再度H氏宅へ。
再度,裏蓋を開けて,映像処理部分と思われるところのコネクタなどを手でちょっと動かしてみたり,基板をドライバの柄で叩いてみたりしてみたが,全く変化なし。「これはどうも蓋を開けた時に何かが起きて,基板のどこかを壊してしまったのかも知れません,修理に出して不良の基板を交換してください。」と言って,内心,修理代は半分も持つか・・と考えながら蓋を閉め,そうだ,最後に「私のやれることは,最後にこれ位ですねぇ」と,録画用に二分岐されているアンテナケーブルを入れ替えてみたところ,H氏「直ってる!」。え?確かに直っている。良く見てみると,T型の分配器は,ネジ式のコネクタとアダプタを介して差し込むタイプになっている。文字では説明しづらいが,抜き差しが容易な反面,接触不良になりやすい。そういうことだった。
大体,現役時代も測定機などの動作不良は,8〜9割がいわゆる「ルーコン:loose contact」だ。もっと早くRF部分を疑ってみるべきだった。赤だけになるなら映像部分という思い込みが今回の失敗。多少は勉強になりました。チャンチャン。
*もしかしたら,同じような症状の場合,ルーコンだったのにボードを交換している例があるのではないかと疑ってしまった。
家内が携帯で連絡していると,H氏宅の日立のプラズマテレビが見えなくなってしまったので,見て欲しいとのこと。見るだけならと,とりあえず拝見すると,今朝突然,「冷却ファンが止まりました。保護のためまもなく電源を落とします」というようなメッセージが出て切れてしまう。
H氏によれば,買って2年目にも同じことが起きて,保証期間内だったので無償で見てもらったとのこと。修理屋は掃除をしていたというので,それでは二人で開けて見てみましょう,ということで,裏蓋を開けてみた。
小型のファンが三つ見え,回っているが綿ぼこりがこびりついている。筆でホコリを掻き落とし,掃除機で吸った。とりあえずアンテナケーブルをつなぎ,電源を入れてみると,一瞬画面が真っ赤になり,同じメッセージが出て切れてしまった。一度エラーが出ると,何かリセットしないとならないかもしれないと思い,日立のサービスに電話して聞いてみた。テレビの横の電源ボタンを5秒押すと,リセットがかかるという。やってみると確かにリレーの音がするので,リセットされたらしい。しかし,それでも直らないので,30分電源ケーブルをコンセントから外してみる,というのもやったが,やはり同じ症状。おかしいなぁ?ともう一度よく見ると,HDDの横の見辛い位置にもう一つファンがあった。掃除して電源を入れると,今度はメッセージが出ない。やっぱり,モーターの電流で負荷を監視しているのだ。やったー!と思って裏蓋を閉めたら,どうもおかしい。バックの色が黒ではなく真っ赤になっているので,映像がまるでソラリゼーションのようになる。こういう映像が好きならともかく,このままではどうにもならない。
手詰まりなので一旦家に帰って,ネットで検索してみることにした。どうも日立のプラズマテレビでは,内部の配線に問題があるような記述が何件か見つかる。腹ごしらえをしてから再度H氏宅へ。
再度,裏蓋を開けて,映像処理部分と思われるところのコネクタなどを手でちょっと動かしてみたり,基板をドライバの柄で叩いてみたりしてみたが,全く変化なし。「これはどうも蓋を開けた時に何かが起きて,基板のどこかを壊してしまったのかも知れません,修理に出して不良の基板を交換してください。」と言って,内心,修理代は半分も持つか・・と考えながら蓋を閉め,そうだ,最後に「私のやれることは,最後にこれ位ですねぇ」と,録画用に二分岐されているアンテナケーブルを入れ替えてみたところ,H氏「直ってる!」。え?確かに直っている。良く見てみると,T型の分配器は,ネジ式のコネクタとアダプタを介して差し込むタイプになっている。文字では説明しづらいが,抜き差しが容易な反面,接触不良になりやすい。そういうことだった。
大体,現役時代も測定機などの動作不良は,8〜9割がいわゆる「ルーコン:loose contact」だ。もっと早くRF部分を疑ってみるべきだった。赤だけになるなら映像部分という思い込みが今回の失敗。多少は勉強になりました。チャンチャン。
*もしかしたら,同じような症状の場合,ルーコンだったのにボードを交換している例があるのではないかと疑ってしまった。
養老渓谷 ― 2016年04月18日
千葉の養老渓谷を家内と歩きました。強風でフェリーが欠航なので,行きはアクアラインで。ひどい遠回り。
食事をしたレストランの駐車場に車を置かせてもらった。この後,鋸山にも昇るので,急いで歩く。
養老乃滝は本当は粟又の滝というのだそうだ。
人が少ないし,暖かいし,とても快適に散策できた。鳥は,キセキレイ,セグロセキレイ,ハクセキレイと3種出てうれしい。アカショウビンのような鳴き声がしてびっくりしたけど,たぶんカエルの声だろう。後で調べてみることにしよう。そういえば,キジが鳴いていた。
食事をしたレストランの駐車場に車を置かせてもらった。この後,鋸山にも昇るので,急いで歩く。
養老乃滝は本当は粟又の滝というのだそうだ。
人が少ないし,暖かいし,とても快適に散策できた。鳥は,キセキレイ,セグロセキレイ,ハクセキレイと3種出てうれしい。アカショウビンのような鳴き声がしてびっくりしたけど,たぶんカエルの声だろう。後で調べてみることにしよう。そういえば,キジが鳴いていた。
鋸山山頂へ ― 2016年04月18日
養老渓谷を散策した後,鋸山山頂へ。日本寺の駐車場に止めて,拝観料を払って境内へ。
鋸山は石切場の跡なので,切り立った崖が素晴らしい。
大仏も百尺観音も石を掘ったお姿。
階段ばかりだけれど,なんなんく山頂へ。我々以外誰もいなかった。
山頂を下る時には一人だけ男性が来たが,まぁ,寂しい限り。平日の夕方はこんなものでしょう。
養老渓谷を含め,約2万歩。
帰りはフェリーで。
朝,フェリーが運航していれば,もう2時間は余裕があったのに。ま,それも巡り合わせ。
鋸山は石切場の跡なので,切り立った崖が素晴らしい。
大仏も百尺観音も石を掘ったお姿。
階段ばかりだけれど,なんなんく山頂へ。我々以外誰もいなかった。
山頂を下る時には一人だけ男性が来たが,まぁ,寂しい限り。平日の夕方はこんなものでしょう。
養老渓谷を含め,約2万歩。
帰りはフェリーで。
朝,フェリーが運航していれば,もう2時間は余裕があったのに。ま,それも巡り合わせ。
誕生祝い ― 2016年04月20日
2016/04/17 息子,娘が家内と私の誕生祝いをしてくれた。八景島のレストラン。息子が18年前にオープニング・スタッフとしてアルバイトをしていた時のシェフがいる。息子は可愛がられたそうで,今でも覚えていてくれて,仲良くしてもらっているようだ。ありがたいことだ。
シーサイド・ラインの八景島で待ち合わせたが,あいにくの強風で,全員到着した後は運休になってしまった。
砕ける波が強風で飛沫となって松林を洗っているような状態。雨は止んでいるけど,橋を渡ってレストランに行くとびしょ濡れになってしまいそう。仕方ないので循環バスに乗って,行くことにした。が,逆回りなので,すぐ近くなのに遠回りになってしまう。で,20分ほど遅れてレストランへ。
シェフのオレステ氏は相変わらず愛想が良く,日本語もだいぶ上達している。
フルコースだった。スプマンテで乾杯。私は他に白ワインとビールも。もう満腹。
以前にも書いたのだけど,シェフはナポリの出身で,先祖はギリシャ人とのこと。オレステという名も,アガメムノンの息子の名と同じ。ご先祖はアガメムノンかと聞いたら,もしそうなら今頃は・・と冗談で答えてくれた。
食事が終わってシェフと雑談。ナポリ・カプリ島・シチリアに行った時の話や,その時の写真を見せたり。
夕方には風もおさまってきたかと思ったらとんでもない。帰りは歩いて橋を渡ったけど,よろけるほど吹いていた。30m近く吹いていたかもしれない。
シーサイド・ラインの八景島で待ち合わせたが,あいにくの強風で,全員到着した後は運休になってしまった。
砕ける波が強風で飛沫となって松林を洗っているような状態。雨は止んでいるけど,橋を渡ってレストランに行くとびしょ濡れになってしまいそう。仕方ないので循環バスに乗って,行くことにした。が,逆回りなので,すぐ近くなのに遠回りになってしまう。で,20分ほど遅れてレストランへ。
シェフのオレステ氏は相変わらず愛想が良く,日本語もだいぶ上達している。
フルコースだった。スプマンテで乾杯。私は他に白ワインとビールも。もう満腹。
以前にも書いたのだけど,シェフはナポリの出身で,先祖はギリシャ人とのこと。オレステという名も,アガメムノンの息子の名と同じ。ご先祖はアガメムノンかと聞いたら,もしそうなら今頃は・・と冗談で答えてくれた。
食事が終わってシェフと雑談。ナポリ・カプリ島・シチリアに行った時の話や,その時の写真を見せたり。
夕方には風もおさまってきたかと思ったらとんでもない。帰りは歩いて橋を渡ったけど,よろけるほど吹いていた。30m近く吹いていたかもしれない。
伊藤マンショ ― 2016年04月26日
国立博物館で,2014年にイタリア・北部で発見された天正遣欧少年使節の一人,伊藤マンショの肖像画が展示されるそうです。
今まで知られていた絵では,稚拙すぎてリアリティーがありませんでしたが,ティントレットの息子が完成させた絵ですので,本当にはっとさせられます。実物を見てみたくなりました。
そもそも,4人の肖像画をティントレット(生前だった)に依頼したことも知らなかった。
「クアトロ・ラガッツィ-天正少年使節と世界帝国」
若桑 みどり (著) 集英社 (2003/10/24)
を読んだのは12年も前だったので,この件が書かれていたのかどうかも記憶が定かでない。手元にあるので,読み直してみたくなった。
*ローマの教皇庁は,この4人の「公子」達をうまく利用しようとし,法王に謁見させるのは「東方の三賢者」になぞらえて3名にしたかったため,一人を無理やり病欠(健康だったのに)させてしまうということもやっている。このあたりのことは著者の若桑氏がヴァチカンに保管されているイエズス会の文書を読み解いたものらしく,非常に興味深い内容だった。
今まで知られていた絵では,稚拙すぎてリアリティーがありませんでしたが,ティントレットの息子が完成させた絵ですので,本当にはっとさせられます。実物を見てみたくなりました。
そもそも,4人の肖像画をティントレット(生前だった)に依頼したことも知らなかった。
「クアトロ・ラガッツィ-天正少年使節と世界帝国」
若桑 みどり (著) 集英社 (2003/10/24)
を読んだのは12年も前だったので,この件が書かれていたのかどうかも記憶が定かでない。手元にあるので,読み直してみたくなった。
*ローマの教皇庁は,この4人の「公子」達をうまく利用しようとし,法王に謁見させるのは「東方の三賢者」になぞらえて3名にしたかったため,一人を無理やり病欠(健康だったのに)させてしまうということもやっている。このあたりのことは著者の若桑氏がヴァチカンに保管されているイエズス会の文書を読み解いたものらしく,非常に興味深い内容だった。
ローマ人は何処に・・ ― 2016年04月28日
中学生だったのか,高校生の頃だったか,ローマ帝国の話が出たとき先生に「で,古代ローマ人はどこへいってしまったのですか?」と聞いたことがあった。先生はちょっと口ごもり「う〜,それは他民族と融合同化して消滅してしまったのではないかなぁ。」と仰った。
確かにそういうことなのだろうなと,今更ながら思い出すのですが,人種としての古代ローマ人(ラテン人)は確かに少数だったし,属州の市民権を持ったローマ人は他民族だったから,それは当然だったろう。
では,言語はどうだったのか?ラテン語はどういう変遷を遂げて現在に至ったのか。
帝国の崩壊とともに,一瞬にして失われてしまったのではなく,ほぼ完璧な文法を持っていたラテン語も,徐々に形を変え,発音が変わり,他民族の言語の中に消えて行ったらしい。帝国の有力者たちの言葉も,民衆の言葉に強く影響されていったとのこと。
帝国の初期,併合したギリシャの文化はローマよりもはるかに優れており,語彙が豊富だったため,ローマの文人はもとより,有力者はことごとくギリシャ語にも堪能だったらしい。
ラテン語にない語彙はそのままギリシャ語を借用した。ただ,表記法や発音に関しては複雑で,辞典によると,ラテン人が征服したエトルリアの言語も強く影響していたらしい。紀元前4世紀にはエトルリア語がラテン人の若者の間で,のちのギリシャ語並みに学習されていたとのこと。
ラテン人にはギリシャ語が直接入ってきたのではなく,エトルリア人を介して取り入れられたのではないかとのことだった。文字表記の混乱は,エトルリア語とギリシャ語の違いからも生まれたという。
なるほどねぇ,ここに謎の国家エトルリアが登場する。そういえば昨日,NHK-BSで観た映像の中にも,北イタリアの家の庭に2400年前の水鉢が無造作に置かれていた。おそらくエトルリアのものらしい。
ラテン語は今でも一部で生き続けているが,辞典にはなかなか感動的な文章があったので転載しよう。
「われわれが輝かしい文学を通して学ぶ古典ラテン語は、ギボンの英語にも、ニーチェのドイツ語にも、西欧の文章の至る所に生きている。同時に、文学作品の陰に隠れてローマ時代を生き続けた民衆のラテン語が、やがて土地土地のラテン語となって独立する。これこそ現代に直結するラテン語の生命である。」〈風間喜代三〉:大日本百科全書・小学館」
確かにそういうことなのだろうなと,今更ながら思い出すのですが,人種としての古代ローマ人(ラテン人)は確かに少数だったし,属州の市民権を持ったローマ人は他民族だったから,それは当然だったろう。
では,言語はどうだったのか?ラテン語はどういう変遷を遂げて現在に至ったのか。
帝国の崩壊とともに,一瞬にして失われてしまったのではなく,ほぼ完璧な文法を持っていたラテン語も,徐々に形を変え,発音が変わり,他民族の言語の中に消えて行ったらしい。帝国の有力者たちの言葉も,民衆の言葉に強く影響されていったとのこと。
帝国の初期,併合したギリシャの文化はローマよりもはるかに優れており,語彙が豊富だったため,ローマの文人はもとより,有力者はことごとくギリシャ語にも堪能だったらしい。
ラテン語にない語彙はそのままギリシャ語を借用した。ただ,表記法や発音に関しては複雑で,辞典によると,ラテン人が征服したエトルリアの言語も強く影響していたらしい。紀元前4世紀にはエトルリア語がラテン人の若者の間で,のちのギリシャ語並みに学習されていたとのこと。
ラテン人にはギリシャ語が直接入ってきたのではなく,エトルリア人を介して取り入れられたのではないかとのことだった。文字表記の混乱は,エトルリア語とギリシャ語の違いからも生まれたという。
なるほどねぇ,ここに謎の国家エトルリアが登場する。そういえば昨日,NHK-BSで観た映像の中にも,北イタリアの家の庭に2400年前の水鉢が無造作に置かれていた。おそらくエトルリアのものらしい。
ラテン語は今でも一部で生き続けているが,辞典にはなかなか感動的な文章があったので転載しよう。
「われわれが輝かしい文学を通して学ぶ古典ラテン語は、ギボンの英語にも、ニーチェのドイツ語にも、西欧の文章の至る所に生きている。同時に、文学作品の陰に隠れてローマ時代を生き続けた民衆のラテン語が、やがて土地土地のラテン語となって独立する。これこそ現代に直結するラテン語の生命である。」〈風間喜代三〉:大日本百科全書・小学館」

最近のコメント