退職2011年04月20日

花束
嘱託期間満了で退職の日。私物はほとんど先に持って帰っていた。午後3時、退職の挨拶を部署全員にメールで送信した後、パソコンのデータ消去。Windowsパソコンは後任(がいるのかどうか知らないが)がすぐ使えるような状態にしておき、PowerMacG4(G3改造)は、インストールDVDでフォーマットした後、0を書き込んだ。使うものがいないので、捨てるらしい。もったいない。ソフトもデザインの仕事が出来るくらいに、フォントやイラレやフォトショなどたくさんあるのだが・・・

とはいえ、今はもう休眠中の会社に招聘された形での途中入社なので、使うパソコンを指定できた。だからMacを使って来たのだが、親会社の研究所に変わっても、会社の方針(Windoesパソコンしか認めていない)に反してMacを使い続けてきた(黙認してくれたのはありがたい)ので、「青いポリタンク」と自分で呼んでいたG3との別れは寂しいものだった。

WindowsのEndeavorとG3は、ディスプレイは1台を切り替え器で切り替えるが、キーボードとマウスはWindows用のもので、Macのキー配列と切り替えるハードとソフトを買って、パソ通仲間から頂戴した(お礼をしていないなぁ・・)ルーターを置いて、どちらも同時に使えるようにしていた。非常に便利だった。
さようなら、私のMac・・・

送別会だが、当初、所属部署6名ほどのこぢんまりした送別会になるのかなと思っていたら、50名の職場で32名ほどが参加しての盛大な送別会になった。これには驚いた。どうも管理部の「宴会担当部長」の女性が、若い者に参加者を集めさせるなどしたようで、きっと断り切れない人もいたのではと思ったりもした。

事前に「記念品に何が良いですか」と聞かれて、まだ持っていない植物の図鑑をと希望した。帰宅してから開封して読んでみると、奥付には裾野サイトの人や、ビル管理の関係者も含め、4冊の図鑑にびっしりと所長、副所長、各部長、研究員の寄せ書きがあり、深夜それを読んで、そうか、そんなこともあった、そんなことを覚えていてくれたと、ただただ感激して、一人、涙した。

退職した人の中には、送別会もなく、ひっそりと去っていった人が多かったので、身に余る光栄。ありがたいことだった。