スタッフド・チキン2011年11月01日

スタッフド・チキン
生活クラブ生協の食材を使った試食会があった。

お手伝いということで,鶏一羽をスタッフド・チキンにしたが,電気オーブンではなく,キャンプ用のダッチオーブンで焼いてみた。調理時間は1時間。50分は蓋をして,あとの10分は蓋を開けて皮をぱりぱりに焼いた。

今回は鶏が大きかった(1.6kg)ので,1時間は蓋をしておいた方が良かったかもしれない。燃えきらなかった豆炭の始末が面倒といえば面倒。

前の晩に塩・胡椒して冷蔵庫に入れてあったので,肉に程よく塩味がして,好評だった。ぱりぱりの皮は最高に美味い。詰め物は手軽に「冷凍エビピラフ」にドライフルーツとニンニクのみじん切りを混ぜたものだったが,これも好評できれいに平らげてくれた。

他にも本場の人が作った生春巻きやフィリピンのスープでニラガンなどがあり,美味しく戴いた。

iPod nano なのよ2011年11月02日

第6世代のiPod nanoを購入した。Amazonの方が安かったのでポチっとしてしまった。

ジムでのトレーニングの友だったiPod Shuffleは,コネクタの接触が悪くて,具合が悪かったので。それに電池も寿命に近づいているようだった。交換するなら新品が買える。充電も同期も,イアフォンのコネクタを使用するので,接触不良は致命傷だった。

いつの間にか世の中進歩していて,小さいながらもカラー液晶画面だし,使い勝手はiPhone もどきだし,こんなに小さくても16Gもあるし。

最初に買ったのは第4世代のiPod クラシックだった。これはHDD内蔵なので40Gあるが,レスポンスは悪いし,電池もすぐ無くなるし,再生中のトラブルは頻繁に起きるしで,便利だったがもういかにも古い。

nanoはBluetoothアダプタが取り付け可能なので,ヘッドフォンをワイヤレスにできる。あぁ,この誘惑に耐えられるか・・・(^_^;)

さて,nanoをお供にジムに行って筋トレとジョギング。

サルナシ2011年11月05日

サルナし
小型のキーウィー・フルーツで,同じマタタビ科。キーウィー・フルーツの原種はシナサルナシとのこと。味はそっくりだが,香りは微妙に異なる。
私はサルナシの方が好きだ。

鳥仲間のS氏からの誘いで同行した。横須賀市内の某所。サクラの木に絡んだサルナシに,沢山の実が付いているのは双眼鏡でわかったが,枝の先端部。

S氏は「マシラのS」と異名を取る(って,私が勝手に言っていたのだが,本人も認めていた)人なので,するすると登っていく。一人では危ない。もう一人が見ていないと。というわけで,私の仕事はもしもの時のためのただの見張り。

場所を替えて3回収穫したが,その場でジャムにするつもりが,人が集まらなかったので,一部を分けていただいた。700gもあった。

熟れた実は素晴らしい香りと甘み,酸味が程よく,クマが好むとのこと。ほ乳類の食欲を誘う様になっていて,種子の散布者を果実の方が選んでいる。

日本にもトリュフ2011年11月05日

トリュフ
あるのです。欧州のものとは異なるが,イボセイヨウショウロらしい。
最近では,中国産のクロアミメセイヨウショウロが,安価なトリュフの代用品として,大量に輸出されているとのこと。日本でも八百屋で一皿¥500ということなので,たいしたものではない。

ネットで検索した見たところ,イボセイヨウショウロは断面は若いと白く,次第に黒っぽくなるようだ。

サルナシの収穫後,某所に移動。まばらな広葉樹の生える林床を探す。
以前,沢山穫れたところは伐採されていて,ここでは無理。では,少し離れた場所ではと探し始めると,S氏はすぐに直径1cmのそれを発見。見せてもらったら,すぐに自分でも4個ほど収穫した。

大きくはないが,香りが出てくれば,部屋一杯に漂うとのこと。
歯ブラシで土を落として,湿り気を与えたポリ袋で保管することにした。
まだ土の香りしかしない。

ライチーに良く似た形状のものと,ジャガイモのような形のものがあった。
ジャガイモ様のものはこれは違うのではと,うっかり割ってしまった。
断面はマーブル模様で,間違いなくセイヨウショウロのもの。

香りが出て来るのが楽しみだ。パスタにしょうか,オムレツにしようか・・・(^_^;)

なぜ美人ばかりが得をするのか2011年11月06日

なぜ美人ばかりが得をするのか
読み終えた本。
ナンシー・エトコフ著 草思社

本の紹介文は,
認知科学の最新研究と、進化心理学の知見をもとに、古代の美の定義から、男女の性戦略、育児の秘密、美容整形事情にいたるまで、広範なエピソードをまじえて美の本質に迫り、美しさの謎を解く

というもの。

ただ,この本は日本語の表題が適切とはいえないかもしない。
原題は「Survival of the Prettiest -- The Science of Beauty」というもの。
原題は内容を表しているが,邦題はいただけない。内容も非常に多岐にわたった科学的な考察といえる。

「美は頭脳の判断に逆らうことが許される数少ない体験の一つ」とか,「私たちの頭脳は,生存と繁殖にかかわる問題を解決するように自然淘汰によって進化してきた。生殖能力があり健康な配偶者を美しいと感じること,そして無力な幼児を思わずかわいいと感じることは適応である。」,「美は命を絶やさないための手段の一つであり,美にたいする愛情は人間の生物学に深く根ざしているのだ。」など,納得させられる記述が多い。

美しい人(男女とも)は困っている時には手を貸してもらえる率が高く,犯罪を犯しても同情的に見られ,成績は優秀だと判断されるとか,反面,周囲からの期待も大きく,期待にそえない場合は強い恨みを買う。
女性の場合は美人は会社では容姿が邪魔をして,普通の女性より苦労する,セクシー過ぎて意欲や決断力はないと見られ,管理職に就きにくい,など等。

思い当たる方は?

女はみなこうしたもの2011年11月08日

Così fan tutte
というと語弊があるが,ずいぶん前に買っていたのだが,まだ観ていないオペラ「Così fan tutte」をiMacで鑑賞。

アーノンクール指揮 チューリッヒ歌劇場管弦楽団・合唱団
バルトリ,ニキテアヌ,サッカ,ヴィドマー,ショーソン,バルツァ
チューリッヒ歌劇場:2000年収録

ジムで運動してきた後なので,明るいうちから一杯やりながら。
「コジ」は今までほとんどちゃんと観ていなかった。

裕福な姉妹が主人公だが,つい「叶姉妹」を想像してしまったのは,二人の体格の良さかもしれない。

小間使い役はどこかで観たことがあるなぁと思っていたら,持っていた「レヴァイン指揮:メトロポリタン歌劇場の,カルメン役(ドン・ホセはカレーラス)のバルツァだった。上手いわけだ。

#昔は「コシ」だったが,最近は「コジ」なんだそうだ。へぇ~・・

日本にもトリュフ その後2011年11月12日

イボセイヨウショウロ
S氏に教えていただいた通り,ポリ袋に入れて,濡れたティッシュ・ペーパーを入れておいたら,昨日辺りからかなり匂う様になった。S氏も言っていた「海苔の佃煮」のような香りがする。
ジャガイモ状の方はあまり匂いを感じない。

鰹節削りで,スライスしてみた。

ジャガイモ状の方は,白っぽい。
丸い方は,黒っぽい。
どちらもイボセイヨウショウロのようだ。

白っぽい方は,マッシュルームのようなキノコ臭とナッツのような香りがした。

試しにやったので,サラダに掛けて食べてしまったが,近日中に,オムレツに掛けてみる予定。

Die Zauberflöte2011年11月13日

Die Zauberflöte
モーツァルトの「魔笛」は,やはり一番好きかもしれない。
CDでは全曲を持っていたが,DVDではなかった。
昔と較べると,ずいぶん安くなったので,Amazonでゲット。
古い録画だが,ザルツブルク音楽祭なので,出演者は豪華。

タミーノ:ペーター・シュライヤー
パミーナ:イレアーナ・コトルバス
夜の女王:エディタ・グルベローヴァ
パパゲーノ:クリスティアン・ベッシュ
パパゲーナ:グドルン・ジーバー
弁者:ワルター・ベリー 他
指揮:ジェームズ・レヴァイン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:ジャン=ピエール・ポネル
収録:1982年8月21日フェルゼンライトシューレ(ザルツブルク)

コトルバスは「椿姫」の全曲CDを持っていた。グルベローヴァよりも7歳年上なのだが,夜の女王の娘役をこなす。グルベローヴァのコロラトゥーラも素晴らしいが,コトルバスの声は,さすがに美しい。

劇の内容は矛盾だらけだし,男尊女卑だし,黒人(ムーア人の奴隷)の扱いはひどいものだが,音楽の楽しさは比類がないと思う。
終幕近くの「パパパ」は何度聞いても楽しい。パパゲーノ役はオーストリア人だそうで,台詞に訛りがあるようだが,それがまた御当地としては良いのだろう。

パパゲーノのアリアは,モーツァルトが死の床でも口ずさんでいたという。
モーツァルトは「魔笛」初演の二ヶ月後に亡くなった。誰もが残念だと思うだろう。

トリュフでオムレツ2011年11月15日

トリュフ・オムレツ
三浦半島産のトリュフでオムレツをやってみた。
だいたい,オムレツを作ったことがないので,どうなんだかなぁと思うが。

断面は大理石状で,イボセイヨウショウロらしい大きい方を,鰹節削りでスライス。摺れなかったところは,細かく刻んでおく。

トリュフがちょっと小さいので,卵を2個割って良く混ぜ,そこにトリュフを入れ,塩,ミルクをちょっと(クリームの代用)入れて,しばらく(20分くらい)置いて,匂いを卵に移す。

オリーブ油(好みで)とバターをフライパンで溶かし,20分経ったトリュフ入り卵をオムレツにする。作ったことがないので,ぐじゃぐじゃ・・・食べやすいように包丁で切ったのでさらにぐじゃぐじゃ・・(汗)

味は,特にない。香りは海苔の佃煮よりも強く,数日前よりも強い。何の匂いかは,グルメでないので表現できないが,樹脂系の香りも入ってきた。

本物のフランス産クロトリュフなどというものを,たっぷりと食したことはないので,違いは分からないが,なんといっても面白い。また収穫に行こう。これからが本格的なシーズン。

場所は日本中にあるようだ。造成されたところで,疎林になっていて,樹種もカシとは限らないようなので,どこででも出ていそうだ。