ルーブル美術館展2005年07月12日

7月3日、横浜美術館の「ルーブル美術館展」へ行ってきました。日曜日で混んでいたため、30分は並びました。画集で良く知っている名画を間近に観るのは良いものですね。アングルの「泉」は完成まで30年を要した、という解説には驚きました。そんなに心血を注いだものだったとは!有名な「トルコ風呂」がとてもコンパクトなのにも驚きました。人が多すぎて他の作品も近寄って鑑賞することが出来ないので、残念でした。

そんなわけで、帰りに本屋さんに寄って「原寸美術館」という新刊を買ってきました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4096817910/250-6086130-4463402

肉薄する絵画、というのはこれはこれで、また面白いものです。美術展だとここまで寄れないことが普通ですものね。
2002.3.13チャルトリスキ美術館展で観たレオナルドの「白貂を抱く婦人」は遠くからでしたので、スフマートに用いたチェチーリアの頬に残るレオナルドの掌紋、などというものを確認することは全く不可能でした。そういうものを、原寸で観てみたい、と思う人は大勢居るはず。良い企画だと思いました。次の刊で、取り上げて欲しいと思います。

最近、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのレオナルド作「岩窟の聖母」の絵の下に、未発見のデッサンがあることがX線撮影でわかったとか。たいへん興味ある話題でした。

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