城ヶ島・定例海鳥観察会2014年03月23日

城ヶ島・定例海鳥観察会
城ヶ島での定例・海鳥観察に久しぶりに参加。米国からの古い知人と,鳥の図鑑の著者であるJon Dunn氏が来日していて,帰国間際に参加していた。彼らは一週間前にも城ヶ島を訪れていたが,まだ一度も観ていないカンムリウミスズメを前回見ることができなかったので,今回リベンジだそうだ。遂にこの日,観ることが出来,Dunn氏はウミスズメ類24種の全てを見たことになるという。かなりラッキーだ。

参加者はかなり多く,リーダーに言わせると大盛況だそうだ。
シロエリオオハム,ウミアイサ,トウゾクカモメ,そして間近にカンムリウミスズメを見ることができ,私としても非常に有意義だった。ここのメンバーは大変なスキルを持っていて,30倍の望遠鏡でも非常に小さくしか見えない,沖を通過する海鳥を見事に識別する。驚くばかりだ。
http://birder.guidebook.jp/miura/

以前,近くで米軍のヘリが不時着した際,後部のローターが沈んでいるらしいということで,米海軍,海上自衛隊が合同で捜索していた。

また,貨物船同士の衝突で沈んだ船から流出している重油を処理するための船も出ていて,盛んに放水していた。処理剤を撒いているようだ。

観察終了後,周囲のゴミ拾いを有志で行ない,プラスティックや釣り糸など,海鳥などの海洋生物に影響ありそうなものを集めた。

その後,今回の重油流出による汚染状況をメンバーで調査。安孫子の鳥の博物館・学芸員の小田谷氏が指揮を取り,各班に分かれて調査。この結果,より外洋に近い側の海岸に若干の汚染が認められ,またカモメにも油の付着が確認された。自分が担当した内湾での汚染は,目視でも,漁師への聞き取りでも皆無だったが,海流の変化により,今後漂着する可能性が残る。継続したウォッチングが望まれる。

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