プラド美術館展2006年06月02日

人面スダジイ
上野・東京都美術館へ。平日なのに結構な混みよう。いつものようにイアホン・ガイド付きで鑑賞。
一番印象に残ったのは、ベラスケスの道化。ラス・メニーナスでも、他の絵にも登場する道化と呼ばれる矮人。画家の彼らに対する眼差しは、王族に対するそれに劣らない。むしろ優しく、暖かい。

昼過ぎには見終わって中庭に。大道芸をやっていた。チャランゴらしいものと、サンポーニャ、脚で太鼓を叩く。日本人だった。上手いものだ。

階段を上がったところにあるスダジイの幹。今まで気がつかなかった。何に見える?

その足で御徒町へ。釜飯「春」。釜飯を待つ間にエビの揚げしんじょと焼き鳥で生ビール。くー・・効く!アメ横でお買い物。あっという間に夕暮れ。

ビーチ・コーミング2006年06月04日

三鳥連(三浦半島渡り鳥連絡会)の活動の一つ、ミズナギドリ類の漂着調査。ビーチ・コーミングは拾い集めるが、今回は計数と計測だけ。ハシボソミズナギドリがどれくらい漂着するかの調査。オジサンに混じって、小学生、高校生も参加。将来が楽しみ。

ハシボソミズナギドリとは「鳥綱ミズナギドリ目ミズナギドリ科の海鳥。全長約42センチの中形種。外洋性で、タスマニア周辺海域の島嶼で多数繁殖し、太平洋西縁を北上し、北太平洋に渡る。」長谷川博(日本大百科全書:小学館)」で、多くの若い個体が力尽きて落鳥、海岸に打ち上げられる。わずか2.5kmの海岸に一千羽以上のこともあるようだ。

この日は107羽の漂着を確認し、内、2羽はハイイロミズナギドリ、1羽はオオミズナギドリだった。識別法も同時に学ぶ機会となった。

ノギスでクチバシと脚の骨の長さを計測。体長や翼開長はスケールで計測。

写真は計測の様子。地味な活動だが、リーダーの熱意には頭が下がる。いつか何かの形で、自然保護への貢献ができるかもしれない。今はデータ収集の段階。

雨の鎌倉2006年06月11日

定例探鳥会。あいにくの雨。雨天中止にはならないので、そこそこの参加。私はイソヒヨドリ♂が駅前のビル屋上、アンテナの上でさえずっているのを見たくらいで、たいした収穫無し。

新しく来られた方、常連さんと楽しく語らい、植物を観察して、いつもよりは1時間ほど早く、銭洗弁天で解散。

岩田代表がロシアに出張していたので、ロシアの鳥図鑑やらレストランのメニューやら、お土産のチョコやら、ご披露が楽しかった。

写真は佐助稲荷のイワタバコ

マチネー・ミュージカル2006年06月13日

帝国劇場
ミー&マイガールを観ることができた。招待券をくださったSさん、ありがとう。楽しかった。

一幕目はちょっと冗長でだったが、二幕目からは踊りも多く、楽しいものだった。会場から笑いが興るシーンがいくつかあった。一つは、ヒロインがロンドンの下町訛りを、貴族に相応しい発音に訓練するのが得意な知人のいる友人がいる、その知人の名は「ヘンリー・ヒギンズ」とかいう、というところ。5〜6人は笑ったようだったが、こんな分かり切ったことで笑うのははしたないことだったのか。

開幕前に出光美術館で鑑賞、ミュージカルの後は、銀座方面へ歩いて店(イタリアン・レストランのコヴァ)を探したり(見つかったが、銀座に近かった)、有楽町のガード下のビア・ホールで一杯、いや三杯。バーデン・バーデンという店で、ミュンヘンのホフブロイハウス・ビールをいただく。ビールは美味かった。

写真は帝劇の玄関。

#指揮者がノリノリで面白かった。

アラ煮2006年06月16日

アラ煮定食
地魚のアラ煮。たぶん、スズキ、カマス、カレイなど。かしらが4つもあったか。

見栄張って上品に食べるランチもあるだろうけど、これは格好なんぞに構ってられない。むしゃぶりつく・・・

皮まで食べてしまう。もう骨しか残っていない状態にまでしゃぶり尽くす。どの魚のものか分からない肝がいくつもあった。これも美味い。

最後に煮汁を白いご飯に掛けていただく。プリン体が多そうだ、などと云っていては、旨いものは食えない。

本当は、この骨の山を茶碗にあけ、熱い湯を注いでスープをいただくのだが、他にも客がいたので遠慮した。

白州次郎とネイティブ・アメリカン2006年06月18日

横須賀市立図書館の本はネットで予約→近くの図書館へ配送、ということができる。ここだと北下浦公民館の図書室。

さきほど予約したのは「白州次郎:河出書房新社」
お目当てのものはなく、これ一冊のみ。

他に「ネイティブ・アメリカンの世界:青柳清孝著」があったので、これも予約。

あれもこれもと欲張っても、もう時間がないし、体力・気力がない。本当に興味あるもの、好きなものでも感性に響くものに絞っていかないと。

久里浜教会2006年06月24日

久里浜教会
17日の土曜日、フルート仲間が会計をしているという、久里浜教会(日本キリスト教団)が落成したというので、練習の後、見学へ。

http://kurihama.spaces.msn.com/PersonalSpace.aspx

木造にこだわったそうで、良い感じ。オルガンはリードだが、音栓が何個も付いてとかで、立派なものだった。演奏も聴かせていただいた。

ステンド・グラスは会計氏は反対だったそうだが、調和が取れており、良いと思った。窓が十字架を模したものだった。

新装を祝う信者らの熱い想いが伝わってきて、こちらも嬉しいような、良い気持ちだった。

タシロラン2006年06月24日

タシロラン
第四土曜日の、水辺公園早朝探鳥会だが、鳥はほとんど出ないので、植物観察やウシガエルを観たりと、それなりに楽しんでいただいた。(6:00-7:30)

そこここに、ムラサキシキブの淡いピンクの花。

おや、こんなところにタシロラン。私の推測だが(本には書いていない)アオキのそばに生えることが多い。(写真)

誰かが植えたのかと思ったツリフネソウ。自然に生えたものだそうだが・・・

#携帯のカメラではきれいには写らない。早くなんとかしなくては。

タシロランは、発見者の田代善太郎という方の名前に由来するそうだ。
「神奈川県植物誌2001:神奈川県立生命の星・地球博物館刊」によると、「トラキチラン属の地上性の腐生植物で、群馬県以西、四国、九州、琉球、中国、台湾、東南アジア、インド、オーストラリア、ニューカレドニア、西アフリカに分布」とある。
常緑広葉樹林内に生えるので、意外と近くもあるかも知れない。
葉緑体を持たないので白く、唇弁に淡紫紅色の斑点があり、きれいだ。

オトメユリ(ヒメサユリ)2006年06月29日

ヒメサユリ
幼なじみが計画したバス旅行に行ってきた。彼女は一人でも行くのだが、今回は私の親友と私を誘ってくれたので、その話に乗った。三人で初めてのバス旅行。33人乗りの中型バス3台で催行。

南会津の「高清水自然公園」と「駒止湿原」の日帰り旅行。上野からバスに揺られて着いた先は、「高清水自然公園」でオトメユリ(現地ではヒメサユリと呼ぶ)の群生地。ウィルスに弱いので毎年野焼きをしているそうな。誰も採らない(採れない)ので、ワラビも生え放題。

小振りだが。鮮やかな桃色のユリで、中を覗くとソバカスのような、おそらくは昆虫を誘導する蜜標らしい斑点があった。

駒止湿原では揺れるワタスゲの大群落に感激した。ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)はこれから。ミズバショウは大きな芭蕉の葉のようになっていた。他に、ヒオウギアヤメ、レンゲツツジ、ミヤマツボスミレ、ウラジロヨウラク、ズミの花などを観察した。ヤマドリゼンマイは胞子葉を延ばしており、ヒカゲノカズラ(いづれもシダ類、mixiのコミュで教えていただいた)や、木道下からはい出したタゴガエル(鳴いていた)や、高原らしいカッコウの声を聞いた。

上野で終電までビールを飲んで解散。楽しい一日だった。