山法師2006年10月25日

ヤマボウシ
庭師に呼ばれて、会社の植栽を見ていたら、赤い実が成っている樹があった。果実の独特の形からすぐにヤマボウシだとわかる。一つ食べてみたが、甘くて美味しかった。

山法師と書くが、山帽子とも書く(広辞苑)らしい。
初めて名前を聞いたときは、山帽子だと思った。白いつば広の、婦人が被る夏の帽子。そうそう、「紅の豚」でマダム・ジーナが被っていたような・・・

ところが、山法師となると、まるで正反対。「頭状花序を僧兵の頭に見立て、また白い総包片を頭巾に見立てたもの:大日本百科全書」となり、荒々しい延暦寺の僧兵となってしまう。

甘い果実からは、山帽子に一票。