川合玉堂展 山種美術館2013年07月17日

川合玉堂展
家内と山種美術館の川合玉堂展へ。
行く道筋に巨大なダビデ像。フィレンツェのアカデミア美術館で観た本物は大理石なので真っ白。これはなんだか異様なブロンズ製。

多少の貸し出し品はあるものの,ほとんどの作品が山種所蔵品。すごい・・
全部で88点。展示替えあり。

今まで玉堂の初期のものしか好きではない,と思っていたのだけれど,70代,80代の作品も,若い頃ほどは詳細には描かないが,味のある高みに達しているのだなぁと思った。
素人にはその程度しかわからないのが残念。
しかし,やはり五島美術館の「焚火」は二度目だが,やはり良い。40代の作品。

煙や雨の表現は上手い。鵜飼の絵が多いが,水面のグラデーションや透けて見える水中の鵜や鮎の表現は素晴らしいと思った。晩年にはそこまでは描かなかったが。

2000.2.4にも日本橋・高島屋で「川合玉堂展」があり,鑑賞しましたが,その時の印象が今でも残っていて,晩年のものは大したことはない,と思っていました。しかし,山種が集めたものは非常の優れた作品ばかりなので,認識を新たにしました。

見終えて改めて館内の壁を見ると,見事な大理石。きっと化石が・・すぐに見つかりました。そこここにアンモナイトが。ベレムナイトも多数あるそうで,有名な様です。受け付けで「化石だらけですね,あ,足下にもアンモナイトが・・」と言っていたら,大理石の由来が書かれたものをくれました。ドイツ産で,ジュラ紀(1億8千万年前)のものだそうです。

恵比寿駅のアトレのライオンでちょっと一杯。エーデル・ピルスとヱビスのハーフ&ハーフ。ガーリックライスに乗ったガーリック利かせのビーフステーキやサラダ,レバーの燻製などと。美味しかった。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://luke.asablo.jp/blog/2013/07/17/6905707/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。