日本国宝展2014年10月17日

片輪車蒔絵螺鈿手箱
国立博物館の国宝展へ家内と。二週連続の上野。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1648

何度か観たものをあったが,ほほ〜と驚いたのは,「片輪車蒔絵螺鈿手箱:東京国立博物館蔵」の音声ガイドで,「車輪が水の中に浸かっているのは,当時,木製の車輪が乾燥して割れないように,水に漬けてあったことが関係しているかもしれません」と,(竹下景子の声で)説明していたことでした。今まで,どうしてこの意匠(車輪と水の流れ)が様々なものに使われているのか,わかりませんでした。
写真は,東京国立博物館 - コレクション 名品ギャラリー 館蔵品一覧から。http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=H4282

支倉常長の肖像と,彼が持ち帰った小振りな十字架とイエスの像が一緒に展示されていました。彼が帰国した時には,伊達政宗がキリシタン禁止令を出した時だったというのは,なんと皮肉な事でしょう。ローマ法王に謁見までしたのに。肖像画は油絵だったそうで,折りたたみ皺は,没収された後にも,何とか誰かが隠し通した結果ではないかとの説明に,よくまぁ,今まで残っていたものだと,驚きを新たにしました。

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