300番手のドレスシャツが存在するとは・・2015年12月22日

TVで「オトナの社会科見学」を見ていたら「メーカーズシャツ鎌倉」を取り上げていた。
そこでは,ニューヨークで売り出したという300番手のシャツを紹介していた。二日で完売したという。

300番手!?
以前,海島綿について調べた時,「1792年トバゴ島のコロニーから、史上最良の綿花がロンドンに持込まれ、278番手の綿糸が紡出されて、1lb20ギニーというとてつもない高値で売られた話は、西印度諸島海島綿の高品質を称えるエピソードとして有名である。」ということだった。
http://www.asahi-net.or.jp/~fv9h-ab/kamakura/botanical-essay1.html#Anchor1425616

18世紀終わりとはいえ,278番手の極細糸を紡いだことは驚異的だ。海島綿のシャツは丸善で求めたものをしばらく愛用していたけれど,今はもう扱っていないようだ。現在売られている海島綿のドレスシャツの番手は140番だ。ブルックス・ブラザーズの海島綿シャツは確か200番手だった。
丸善が海島綿のドレスシャツを扱わなくなってからは,140番双糸(二本撚り)のシャツを愛用していたが,鎌倉シャツの300番手シャツは4本撚りだそうだ。これほどの細さなら,さもありなん。
https://www.shirt.co.jp/contents/xinjang_travel/#03
http://www.shirt.co.jp/300club/300club1.php

この糸は新疆のものだそうで,海島綿を超えている。驚きだ。

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