YRP水辺公園2017年04月15日

ニリンソウ
昼まで,水辺公園友の会の総会。行政の担当者も一堂に会しての,意見交換の場でもある。
総会はいつも通りに無事終了。探鳥会と,自然観察会担当が自己紹介も兼ねて,経緯と意見を述べる機会を与えられたので,少し話をした。前任者の横須賀ホタルの会会長は事故で亡くなったこと,もう一人の元高校の生物教諭は家庭の事情で退かれ,自分が担当になったことなどを紹介し,問題点としては,ちょうどこの時期,ニリンソウの観察会があり,路上駐車のために周辺企業に迷惑になっていることなどを述べた。
閉会後に,水辺公園の現状を行政担当者(毎日の様に来られている人もいるが)と,公園内を回り,会長が説明した。
ニリンソウは見頃。再奥の池にはもうシオヤトンボが飛んでいた。
*横須賀自然人文博物館で昆虫担当の学芸員をしておられた大場信義さん(ホタルの研究で著名)に,今年もアドバイザーになっていただいている。生物の発光メカニズムの研究を続けておられ,現在,産総研の客員研究員で,大場蛍研究所所長をしておられるとのこと。一緒に歩きながら,一年ぶりに親しくお話をさせていただいた。私がサシバが渡りの時期を自ら知ることをお話しすると,それに関連して,大場さんはご専門の,ゲンジボタルのオス同士が集団同時明滅することのメカニズムの不思議について,何故同期するのかを研究されているとお話しされた。私は,詳しく知りもしないのに大胆にも,生物の自らの意思の様に見えるものは,実は「物質」や「分子」がそもそも持っているものではないのだろうか?と疑問を投げかけてみた。大場さんも否定はされなかった。生物の不思議について色々お話しができ,楽しい時間を過ごせた。生物の持つ能力の奥深さにまだまだ知らないことが多い。もっとお話しがしたかった。

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