オオコノハズク2006年03月08日

オオコノハズクの初列風切羽根
3月5日の日曜日、地元の城ヶ島で、野鳥の会神奈川支部の探鳥会。担当の一人として引率に当たる。とはいえ、海鳥は苦手で、最近になってやっとセグロカモメとオオセグロカモメの識別が出来るようになったというレベル。参加者の方がスキルが高かったりする。「ご一緒にお勉強しましょう」という姿勢。ワシカモメが1羽出て、ウミネコ、ユリカモメと一応一揃い出たことになった。

長津呂(ながとろ)の岩礁ですでに観察している「城ヶ島沖の海鳥観察グループ」にお邪魔して、一緒に観察。彼らの観察の邪魔をしただけかもしれないが、ウトウが出ているということで、北海道で繁殖している種が、城ヶ島でも見られることを知ってもらう良い機会となった。

昼食後、赤羽海岸へ向かう道で、小学生の参加者が羽根を拾って持ってきた。探すと周囲に多数散乱している。彼は「トビじゃないの?」というそばにいた他人の意見には惑わされず、即座に「フクロウだ!」と云った。良く見ると、フクロウ類の特徴である、羽枝に長い小羽枝が絡みついているのが良くわかる。偉い子だ。ほとんどの羽根を彼に持たせ、2本だけ、初列風切羽根を持ち帰り、旧版の「羽根図鑑」で調べたが、オオコノハズクに似ているものの、若干異なる。文一の「原寸大写真図鑑 羽」が会社にあるのを思い出し、照合すると一致した。長い初列風切羽根で全長は160mmだった。

鳥仲間のM氏によれば、今は春の渡りの季節のため、普段観察できないような種が見られても不思議はないとのこと。良い経験をした。