ブラジルさん2006年03月01日

酪農学園大学の浅川先生から、「酪農学園大学獣医学部で登録された獣医鳥類標本(第一報)」という大学紀要が届いた。先生に感謝。

ツルやダチョウ、エミューまでもあるのには驚く。種は541、検体は3000を超える。ご苦労、ご努力が偲ばれる。

謝辞の中に「・・英文要旨と一覧表をチェックしてくださった酪農学園大学環境システム学部M.Brazil教授、・・」とあったので、先生にうかがったところ、Mark A.Brazilさんのことで、先生のご同僚とわかった。

ブラジルさんは、「THE BIRDS OF JAPAN:Helm,London,1991」ISBN:0-7136-8006-7 を著された方で、非常に詳しく野鳥の生態などが記述されていて、時々、参照させていただいている。ほう、そうだったのか、とちょっと嬉しかった。

オリーブ2006年03月02日

娘がワイン祭りとかへ行ってきて、「オリーブマーケット」というところの、アンチョビ入りオリーブ漬けを買ってきた。
(安)ワインにもたいへん良く合い、美味い。

オリーブの果実の含油量は25〜60%もあるそうだが、つまみに食べるぶんには、ちっとも油っぽく感じないから不思議だ。

パンフによると、「オリーブマーケット」はプランタン銀座B1にも店があるそうな。本店は相模原。

ムタール2006年03月06日

ムタールと鴨
今日は家内の誕生日。お祝いのシャンパンだが、家内は発泡酒を好まない。私のために飲むようなものだなぁ。

エノテカお奨めのムタールは、ML仲間のドクターから教えていただいた。ごく標準的なシャンパンのようだが、シャルドネの香りだろうか、フレッシュで清々しい。後味の良い、飲みやすいものだった。ブリュだが、幾分甘くも感じられるので、通の方には物足りないかも。

つまみは仙台物産展だかで求めた「本鴨スモーク」。このシャンパンに合うかどうかは知らずに試した。合わないということはない、くらいしか言えないのが残念。合鴨に較べると歯ごたえがあり、脂もあっさりしている。素っ気ないと言えば素っ気ないが。鴨の種類は不明。オナガガモあたりかもしれない。問い合わせてみよう。

野鳥の会の会員だが、売っているものは試してみることにしている。パーティーで出されたキジも食べたことがあるなぁ。昔はさぞ貴重だったことだろうし、美味だったことだろう。そういうことを知ることも必要だと思う。

オオコノハズク2006年03月08日

オオコノハズクの初列風切羽根
3月5日の日曜日、地元の城ヶ島で、野鳥の会神奈川支部の探鳥会。担当の一人として引率に当たる。とはいえ、海鳥は苦手で、最近になってやっとセグロカモメとオオセグロカモメの識別が出来るようになったというレベル。参加者の方がスキルが高かったりする。「ご一緒にお勉強しましょう」という姿勢。ワシカモメが1羽出て、ウミネコ、ユリカモメと一応一揃い出たことになった。

長津呂(ながとろ)の岩礁ですでに観察している「城ヶ島沖の海鳥観察グループ」にお邪魔して、一緒に観察。彼らの観察の邪魔をしただけかもしれないが、ウトウが出ているということで、北海道で繁殖している種が、城ヶ島でも見られることを知ってもらう良い機会となった。

昼食後、赤羽海岸へ向かう道で、小学生の参加者が羽根を拾って持ってきた。探すと周囲に多数散乱している。彼は「トビじゃないの?」というそばにいた他人の意見には惑わされず、即座に「フクロウだ!」と云った。良く見ると、フクロウ類の特徴である、羽枝に長い小羽枝が絡みついているのが良くわかる。偉い子だ。ほとんどの羽根を彼に持たせ、2本だけ、初列風切羽根を持ち帰り、旧版の「羽根図鑑」で調べたが、オオコノハズクに似ているものの、若干異なる。文一の「原寸大写真図鑑 羽」が会社にあるのを思い出し、照合すると一致した。長い初列風切羽根で全長は160mmだった。

鳥仲間のM氏によれば、今は春の渡りの季節のため、普段観察できないような種が見られても不思議はないとのこと。良い経験をした。

フェルメール2006年03月09日

青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)
メモ代わりに。
BSジャパンで「真珠の耳飾りの少女」を観た。原作が有名だそうだが、読んでいない。映画は公開当時、評判になったので覚えていた。良くできた映画だ。

どこまでが史実で、どこまでがフィクションだかはわからないが、美しいデルフトの風景、町並み、当時の衣装や小道具にも神経の行き届いた映画作りに感心した。

顔料を砕くところから、調合など、話には聞いているが、映像で見せられると、新たな感動がある。

カメラ・オブスキュラが登場し、フェルメールはこれを使ったかもしれないという推測だろうが、いかにもありそうで、興味をそそった。上から覗くと正立像になるというのは知らなかった。

画家とモデルという関係は、昔から云われているような、そういうものも多かったろうが、この映画では、少女が被り物を取って、髪をほどく様子を、画家が垣間見る、という表現が、見事な心理描写になっているように思う。

束ねた長い髪をほどくのは寝室に居るときだけ、という西欧の習慣は、マグダラのマリアを描くときにも、意味を持って表現されることでもわかる。さりげなく、この映画でも使われていた。

あらゆるシーンに絵画的な美しさがあり、おそらく多くは自然光で撮ったと思われる、見事な映像美だった。

カニ2006年03月11日

カニの握り寿司
家内の誕生祝いで、市内のレストランへ。
カニ料理だが、何が美味いといって、これ。
カニの握り寿司。もっと食べたいよぉ〜・・(^_^;)

瀧乃湯2006年03月13日

民家の玄関に咲いていたシュンラン
12日の日曜は、野鳥の会、神奈川支部定例の鎌倉・源氏山探鳥会。担当リーダーの一人、もう15〜6年になるか。東京から親友Tが一人で集合場所へ現れた。話は聞いていたが、朝、駅前で会えるとは思わなかった。彼は彼で別行動。周辺の尾根道を歩くそうだ。

鳥は少ないものの、暖かい陽気で、植物なども見ながら、昼過ぎに無事終了。鎌倉駅・西口の勝烈庵で、Tの来るのを生ビールを飲みながら待つ。飲み終わらぬうちにT到着。飲みながら、食べながら、しばし談笑。ビールを三杯ほども飲んだだろうか、河岸変えして喫茶店へ。

コーヒーを楽しんだあと、御成通り突き当たりの、3月一杯で閉めるという銭湯「瀧乃湯」を覗く。ここは後で来ることにして、レンジャクが来ていないか、一の鳥居へ。エノキにはヤドリギ。まだ黄色い実が付いてはいるものの、レンジャクの姿はなし。しばらく粘ったが、あきらめて銭湯へ。

いつもながら用意の良いTからタオルを借用。古い下足箱やロッカーが懐かしい。トイレも超クラシックスタイル。中将湯で茶色に染まった湯は漢方薬の匂い。しかし、品の良い番台の名物ばぁちゃんは、相撲中継に夢中のようで、湯は50℃近くにもなっていて、とても入れたものではない。周りの客に断ってうめる。隣で身体を洗っていた紳士に、「風呂上がりに一杯やりたいのだが、近くに飲むところは?」と聞くと、さっき、Tが私に甕から分けている紹興酒を買ってくれた酒屋の奥にカウンターがあるとのこと。

なにやら紙がべたべたと貼ってある立て付けの悪いガラス戸を開けると、中でもう三人飲んでいる。割り込むように入り込んで、ビール。客同士で話が弾む。一杯のつもりが2杯、3杯、とどめは紹興酒まで飲んでしまったが、店の奥さんやご主人、倅も加わっての酒盛り状態になった。

店先にツバメが二つ巣を作るが、毎年、ヘビにヒナを食べられてしまう、どうしたら良いという相談を受けた。ヘビもツバメも、自然の摂理に任せるがよいと返答。納得してくれた。古い巣は壊す方が良いかと聞かれたので、ツバメは自分で修理して使うので、そのままにと返事。ツバメやスズメが巣をかけるのは、人の出入りが多いためで、カラスにヒナをやられないから。「ご商売が繁盛している証拠故、大切にしてやってください」とお願いしたら、喜んでくれた。

帰途についたのは午後8時をとうに回っていた。Tと飲むと実に楽しい。親友はありがたい。

電線2006年03月16日

強風の中、高圧送電線で保守をする人々。こんな光景、初めて見るので驚いた。工具(ニッパ?)で電線を縛っている何かを切っているように見えた。両足に挟んだバスケットに、切っては入れていた。さらにその下には、手元が狂って下に落ちないように大きな網のような受けるものもある。万全だ。

このような、地道で危険な作業というものは、今日のように目立つところでは、世間一般に知られることもあろうが、多くの作業する人々は、我々の目の届かないところで、ひっそりと、地道な作業をしているのだ。感謝と共に、作業の安全を願わずにはいられない。

杏子2006年03月18日

アンズの花
午前中は晴れていたので、家内にせかされて撮った庭のアンズの花。


もう、外は雨です。

富士山2006年03月20日

東名から富士山を望む
午後から、静岡・裾野へ出張。行きの東名から富士山がよく見えました。午前中はもっとよく見えたとのこと。

4月になれば、駿河湾のシラス、桜エビが解禁。4月の出張が楽しみだって、おいおい。(^_^;)