瀧乃湯2006年03月13日

民家の玄関に咲いていたシュンラン
12日の日曜は、野鳥の会、神奈川支部定例の鎌倉・源氏山探鳥会。担当リーダーの一人、もう15〜6年になるか。東京から親友Tが一人で集合場所へ現れた。話は聞いていたが、朝、駅前で会えるとは思わなかった。彼は彼で別行動。周辺の尾根道を歩くそうだ。

鳥は少ないものの、暖かい陽気で、植物なども見ながら、昼過ぎに無事終了。鎌倉駅・西口の勝烈庵で、Tの来るのを生ビールを飲みながら待つ。飲み終わらぬうちにT到着。飲みながら、食べながら、しばし談笑。ビールを三杯ほども飲んだだろうか、河岸変えして喫茶店へ。

コーヒーを楽しんだあと、御成通り突き当たりの、3月一杯で閉めるという銭湯「瀧乃湯」を覗く。ここは後で来ることにして、レンジャクが来ていないか、一の鳥居へ。エノキにはヤドリギ。まだ黄色い実が付いてはいるものの、レンジャクの姿はなし。しばらく粘ったが、あきらめて銭湯へ。

いつもながら用意の良いTからタオルを借用。古い下足箱やロッカーが懐かしい。トイレも超クラシックスタイル。中将湯で茶色に染まった湯は漢方薬の匂い。しかし、品の良い番台の名物ばぁちゃんは、相撲中継に夢中のようで、湯は50℃近くにもなっていて、とても入れたものではない。周りの客に断ってうめる。隣で身体を洗っていた紳士に、「風呂上がりに一杯やりたいのだが、近くに飲むところは?」と聞くと、さっき、Tが私に甕から分けている紹興酒を買ってくれた酒屋の奥にカウンターがあるとのこと。

なにやら紙がべたべたと貼ってある立て付けの悪いガラス戸を開けると、中でもう三人飲んでいる。割り込むように入り込んで、ビール。客同士で話が弾む。一杯のつもりが2杯、3杯、とどめは紹興酒まで飲んでしまったが、店の奥さんやご主人、倅も加わっての酒盛り状態になった。

店先にツバメが二つ巣を作るが、毎年、ヘビにヒナを食べられてしまう、どうしたら良いという相談を受けた。ヘビもツバメも、自然の摂理に任せるがよいと返答。納得してくれた。古い巣は壊す方が良いかと聞かれたので、ツバメは自分で修理して使うので、そのままにと返事。ツバメやスズメが巣をかけるのは、人の出入りが多いためで、カラスにヒナをやられないから。「ご商売が繁盛している証拠故、大切にしてやってください」とお願いしたら、喜んでくれた。

帰途についたのは午後8時をとうに回っていた。Tと飲むと実に楽しい。親友はありがたい。

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