ルートヴィッヒ2006年11月24日

ルードヴィッヒ二世
昨晩、BSの「ルードヴィッヒ:神々の黄昏」を観た。ヴィスコンティ監督。

国王役は実物の肖像画にもよく似た俳優で、演技も良かったと思う。王の従姉妹のオーストリア(オーストリーか・・)皇后エリーザベトをロミー・シュナイダーが演じた。「制服の処女」で知ったが、この時34歳。女盛りであろう、美しさにうっとりとした。1982年5月29日44歳で亡くなった。惜しい。

ワグナーの愛人役でシルバーナ・マンガーノが出ていた。デビュー作の「にがい米」は以前に観た。

映像は美しかったし、現地ロケも素晴らしいが、カメラ・ワークは昼メロのようでいただけない。1972年当時は、こんなものだったのだろうか。

狂王と云われるが、どこまでが真実かは不明。映画を観た限りでは、マイケル・ジャクソンのネバー・ランドを彷彿とさせる城の内部と、男色趣味も同じか。

ミュンヘン留学中の森鴎外の知るところとなり、帰国後、「うたかたの記」を著した。当時、どれほどのスキャンダルだったことだろうか。