Maypole2012年03月29日

娘と孫が遊びに来た。娘がたまたまテレビを観ていたら,松田聖子の「青い珊瑚礁」がかかった。娘曰く,「この曲,男の子,女の子,って言いながら,幼稚園の時にこの曲でメイ・ポールをやったよね」。確かにそうだ。私も覚えている。

高い棒の先に長いリボンが付いていて,紅白だったかもしれない,男の子と,女の子が交互に持って,上げたり下げたりしながら,ポールに巻き付けたり,解いたりして踊り,廻っていた様に思う。

メイポールって,何だったのか?今まで調べたことがなかった。
五月祭は,もともとギリシャ,ローマの豊穣の女神,マイヤの祭りで,後にメイ・デーの祭りになったという。そこに登場するのがメイ・ポール。
北欧などにある祭りだが,幼稚園でやっていたのは英国風のメイ・ポールだということもわかった。

Wikipediaによれば,
マイヤは「ギリシア神話に登場する女神プレイアデス七姉妹の長女で,アルカディア地方、キュレーネーの洞窟内で、ゼウスの子ヘルメースを生んだ。」
一方,ローマ神話には,「豊穣の女神マイアがおり、マイアの祭日である5月1日は供物が捧げられた。これがメーデーの起源である。ギリシア神話のマイアとは本来は無関係だが、のちに混同されるようになった。」とあるので,本来無関係ということらしい。

メイ・ポールで思い出すのは,豪州・ケアンズにネット仲間と鳥見に行ったおり,現地ガイドをしてくれた豪州人の広大な敷地内で見た「オウゴンニワシドリ:Golden Bowerbird」の巣がメイ・ポールと呼ばれたいた。正確な南北に二本の柱があり,そこへ垂れ下がる様にコケや花など,黄色いものを飾り付ける。そこへメスを誘う。

何となく分かってはいても,改めて調べてみると,また興味深いものがある。