オリバー・ツイスト2006年02月13日

9日(木)、みなとみらいシネマ109で、ポランスキーの「オリバー・ツイスト」を観た。原作を読んでないのが幸いして、ハラハラしながら楽しめた。主役の少年は上品な顔立ちで、演技はもちろんうまく、引き込まれる。少年の兄貴分役も非常にうまい。良い役者になるだろう。ベン・キングズレーは「ガンジー」以来観ていなかったが、素晴らしい。オリバーを助ける裕福な紳士役は、きっとそうだろうと思ったがやはりジェレミー・ブレットの「シャーロック・ホームズの冒険」TV版で、2代目ワトソンを演じた役者(エドワード・ハードウィック)だった。渋い紳士役はとても良く似合う。
それにしても、ジェレミー・ブレットのホームズは秀逸だった。60歳で心臓病で亡くなったのが惜しまれる。映画「マイ・フェア・レディー」のフレディー役では、ノーブルな顔立ちの実に初々しい青年貴族を演じた。

夕方、家内の友人達と待ち合わせて会食。みなとみらいホールでの「題名のない音楽会:フジテレビ」公開録画へ。キャンプ仲間からいただいた引換券は200番台だったので、非常に良い席が取れた。放映は3月19、26日。英国のボーイ・ソプラノ3人組のクワイア・ボーイズ、ピアノのアリス=沙良・オット、フルートのyumi、RYUという韓国のシンガー・ソング・ライター(冬のソナタの主題歌を作ったそうだ)は初めて知った。残念ながら「冬ソナ」は観たことがない。スーザン・オズボーンは歌は非常にうまい。シアトル沖の芸術家が暮らす島に住んでいて、ネイチァー・フォトグラファーでもあると云っていた。しかし、まともに歩けないほど太っていては、どうなのかと思う。

このホールはマリー・クレール・アランのオルガン以来だ。昨年秋、コンサート終了後、台風による土砂崩れで、京浜急行が止まってしまい、帰宅するのに往生したのを思い出す。