昆虫記 第二巻 はちの生活2013年09月12日

昆虫記 第二巻 はちの生活
発行年は1957年とあるので,10歳の時だ。買ったのは5年生のころではなかったろうか?

その頃,ヴァイオリンのお稽古に,毎週だったか,日曜日には月島から森下町まで都電で通っていた。森下町の停留所近くに本屋があった。帰りに寄って立ち読みすることが良くあった。
ある日,この本を見つけて立ち読みしたところ,どうしても欲しくなった。
280円。電車賃が往復で25円くらいの時だったろうか,ポケットにはぎりぎりしか無かった。えいやっと買ってしまった。

夏の暑い日だった。本とヴァイオリンのケースを持って,電車通りを歩いて帰った。3km少しある。それでも嬉しかった。

今でも手元にある。全部で何巻あったのか,原本は10冊だ。この2巻しか持っていない。とても全部買うことはできなかったが,後悔していない。繰り返し読んだ。少年の私にはこの一冊で充分だった。

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