モース先生2013年11月17日

明治の子供
銀座で中学の同窓会。
その前に,幹事の一人と江戸東京博物館での,特別展示を観てきた。
モースコレクションの一部。
E.S.モースは敬愛する人物で,良くご存知の大森貝塚を発見した米国人。
彼の著書「日本その日その日」は愛読書。
明治初期の日本を慈しんで,100年後には消え去ってしまうであろう膨大なコレクションを残してくれた。日本人が顧みなかった品々・・
正月飾りや,すり減った下駄を残そうと思った日本人は皆無だったろう。
敬愛して止まない。密かに「モース先生」とお呼びしている。

写真は入口に展示されていた着色写真ですが,明治初期の子供達の笑顔です。モースを始め,日本を訪れた外国人は一様に,日本の子供達は良く笑い,誰もが大切に,注意深く見守って育てられていて,おそらく世界一幸せな子供達であろうと述べています。
産業革命当時の欧州では子供は労働力であり,小さい大人であった。映画「オリバー」にはそれが良く描かれていました。それに較べたら,明治の日本の子供達のなんと幸せだったことか。