名誉の負傷2013年05月24日

名誉の負傷
お見苦しいかもしれませんが,フクロウの爪痕です。

朝食を摂っていたら,元居た会社の総務の女性から電話。
「lukeさん,フクロウの巣箱の蓋が開いちゃって,一羽だけになってしまいました!蓋締めた方が良いですよね?」
お~っと(死語),そりゃ大変だ,すぐに行きます!と朝食を掻き込んで会社へ。車で7分と掛からないので,到着するとまだ行動を起こしていないとのこと。
モニタで確認すると,なるほど,蓋が開いてヒナが一羽,所在なげに外を見ている。
すぐに蓋を閉じないといけないので,身支度。ヘルメット,皮の手袋,もしヒナがいたら上着を被せて巣に戻すつもりでいた。

総務の男性と二人で巣箱に到着すると,ヒナは周囲にはいない。この時期ならもう樹をよじ上れるので,どこかに非難しているのかもしれない。
早速,私が巣箱の横に登って,ヒナの写真をパチリ。
と,総務の男性が「来た!」と叫ぶのと同時に,背中に衝撃。つんのめりそうになる。やはり親がアタックしてきた。ちくりとしたので,こりゃ爪が食い込んだなぁと・・・

すぐ蓋を閉めて,開かないようにラッチに針金を巻き付ける。そうしている間にも「また来ますよ!」の声。あわてて樹を下りる。

応接室で傷の消毒をしてもらって,一服。いや~,「巣に近づくと親が襲ってきますから,ヘルメットと手袋で行ってください」と自分で云っておいて,自分がやられちゃうとはなぁ。覚悟はしていましたが,残念なのは一瞬だったので親の姿を観ることができなかったこと。総務の男性は樹の下で一部始終を観ていた。撮影したかったですねぇ。モニタも作業の間録画しておけば良かった。

蓋がどうして開いたのか。以前は前の蓋は下から上に開くようにしてあって,たとえラッチが外れても開きっぱなしになることはなかった。巣箱が老朽化したので架け替えた時に,掃除がし易いように蓋の開き方を逆にしたのだった。ラッチが外れないように,木の棒を差し込んでいたのだけれど,腐って落ちたため開いてしまった。というのは第一に考えられる。
最悪のケースは,ヒナ泥棒。ヒナを盗んで立ち去る時に親に襲われて,蓋を閉めずに逃げた。
まぁ,おそらく前者だと思いたい。
ヒナはもう1週間もすると巣立つ。もう一羽も,親の側にいることだろう。巣立ったら,巣箱の掃除方々,南京錠を取り付けることにした。

フクロウのヒナ2013年05月24日

フクロウのヒナ
巣箱の中のヒナはきょとんとして写真に収まった。
鳴き声も立てなかった。
普通,クチバシを鳴らして威嚇すのですが。